仮想通貨詐欺の返金方法を解説

 

仮想通貨詐欺の返金方法について、詐欺返金110番が解説していきます。

 

仮想通貨は過去に価格が急上昇したこともあり、仮想通貨で一攫千金を夢見る方も多いのではないでしょうか。

 

ビットコインをはじめとする仮想通貨に関心が集まっている昨今、仮想通貨による詐欺が急増しています。

 

そこでこの記事では、仮想通貨の手口や返金方法について解説していきます。

 

 

仮想通貨詐欺による被害が急増

仮想通貨詐欺による被害が急増

仮想通貨(暗号資産)とは、インターネット上で取引される電子マネーのことです。

 

2017年後半から2018年初頭にかけて、ビットコインの価格が急上昇したことにより、仮想通貨の認知度は高まっています。

 

その一方で、仮想通貨を悪用した詐欺行為が急増しているのです。

 

国民生活センターの調査による、2019年~2022年までに発生した仮想通貨の詐欺被害が以下の通りです。

 

仮想通貨詐欺の被害件数

(出典:国民生活センターのデータを基に作成)

 

2022年は減少傾向にありますが、2019年・2020年に比べると増加していることが分かます。

 

次項では、仮想通貨詐欺で良くみられる手口をご紹介します。

 

 

仮想通貨詐欺の手口5選

仮想通貨詐欺の手口5選

 

仮想通貨詐欺で良くみられる手口5つをご紹介します。

 

  • ポンジ・スキームの手口
  • 不正なICOによる手口
  • フィッシング詐欺の手口
  • 振り込め詐欺の手口
  • 出会い系・ロマンス詐欺の手口

 

ポンジ・スキームの手口

 

ポンジ・スキームの手口

 

ポンジ・スキームとは、高利回りで出資を募り、運用しているようにみせかけて、集めたお金の一部を出資者へ配当する手口です。

 

出資者は、運用利益を受け取っていると勘違いするため、資金調達を続けてしまいます。

 

ポンジ・スキームは、破綻することを前提にお金を騙し取るため、ある程度のところで音信不通になることが特徴です。

 

ポンジ・スキームの手口は、仮想通貨だけでなく、様々な投資分野で見られる詐欺手口なので、くれぐれもご注意ください。

 

 

不正なICOによる手口

 

Initial Coin Offering(ICO)とは、企業などが独自の仮想通貨を発行し、資金調達を行うことです。

 

不正なICOによる仮想通貨詐欺では、架空の仮想通貨に対して出資を募り、集めた資金を詐欺師が横領するという手口が用いられています。

 

不正なICOの手口

 

知人や友人、見知らぬ人からの出資の誘いには、十分ご注意ください。

 

 

フィッシング詐欺の手口

 

フィッシング詐欺とは、企業を騙るメールを不特定多数に送り付け、ログイン情報やクレジットカード情報などを盗み取る手口の犯罪です。

 

仮想通貨におけるフィッシング詐欺の手口では、仮想通貨の交換所など組織を騙るメールでログイン情報を入手し、ウォレット内の仮想通貨を騙し取ります。

 

SMSを使ったフィッシング詐欺

 

フィッシング詐欺の手口は、こちらの記事で詳しくご紹介していますので、あわせてご参照ください。

フィッシング詐欺の手口・返金方法

 

 

振り込め詐欺の手口

 

振り込め詐欺とは、オレオレ詐欺や架空請求など、お金を要求する電話をかける詐欺の手口です。

 

オレオレ詐欺の手口

 

近年では、振り込め詐欺の手法を用いて、仮想通貨による送金を求める手口が横行しています。

 

仮想通貨での支払いを要求された場合は詐欺だと考えられるため、くれぐれもご注意ください。

 

 

出会い系・ロマンス詐欺の手口

 

出会い系サイトやマッチングアプリなどで知り合った人から、仮想通貨への投資を勧められたが、返金されない・出金できない・連絡がとれない等のトラブルが多発しています。

 

出会い系サイトやマッチングアプリで知り合った人から投資を勧められた場合は、詐欺であるとかんがえられますので、くれぐれもご注意ください。

 

ロマンス詐欺の手口はこちらで詳しく紹介していますので、あわせてご参照ください。

ロマンス詐欺の手口・返金方法

 

 

仮想通貨詐欺の被害を防ぐための対策

仮想通貨詐欺の被害を防ぐための対策

 

ではここで、仮想通貨詐欺の被害に遭わないための対策をご紹介します。

 

金融庁に登録されている事業者か確認する

 

仮想通貨への投資を持ち掛けられた際は、事業者の情報を必ず確認するようにしましょう。

 

仮想通貨を扱う事業者は、事前に金融庁への登録が必要です。

 

そのため、登録されていない事業者はすべて詐欺だと考えましょう。

 

⚠要チェック⚠

金融庁から認可を受けている事業者は、こちらから確認できます。

暗号資産交換業者登録一覧

 

 

金融庁の相談サービスを利用する

 

金融庁は仮想通貨を含む「金融サービス」に関する相談窓口を開設しています。

 

「知人から勧められた投資は詐欺ではないか?」といった相談などもできるため、お金を支払う前に、電話で相談してみることをお勧めします。

 

金融庁の相談窓口

金融サービス利用者相談室

0570-016811
(平日10:00~17:00)

※IP電話・PHSからは、03-5251-681

 

 

仮想通貨詐欺の被害は返金できる?

仮想通貨詐欺の被害は返金できる?

 

当サイトに、「仮想通貨で詐欺の被害に遭ったが、返金はできるか?」というご相談が多数寄せられています。

 

結論からお伝えしますと、被害状況によって異なりますが、返金請求が困難になるケースが非常に多くなっています。

 

なぜなら、仮想通貨による送金は、国内の銀行口座振り込みよりも流れが追いにくく、送金先の個人情報開示が困難だからです。

 

一度送金してしまうと、大切なお金は二度と戻ってこないかもしれません。

 

被害を未然に防ぐためにも、仮想通貨への投資を始める前は、家族や友人に相談することをおすすめします。

 

 

仮想通貨の返金詐欺(着手金詐欺)

仮想通貨の返金詐欺(着手金詐欺)

 

仮想通貨詐欺の返金を謳った着手金詐欺が横行しています。

 

仮想通貨詐欺の返金を謳っている業者の中には、返金がほぼ不可能であるにもかかわらず、返金ができると嘘をつき、着手金を騙し取る悪質な業者が混ざっていることがあります。

 

また、高額な着手金を請求しながらも返金解決に至らない「弁護士による二次被害」も確認されています。

 

詐欺被害解決に向け、助けを求めた先でも詐欺被害に遭ってしまうなんてことにならないよう、仮想通貨詐欺被害での返金依頼を検討している場合は、くれぐれもご注意ください。

 

 

仮想通貨詐欺被害の相談先

仮想通貨詐欺被害の相談先

 

ではここで、仮想通貨詐欺の被害に遭ってしまった場合の相談先をご紹介します。

 

困ったときの相談窓口

<金融サービスに関するご相談はこちら>

●金融サービス利用者相談室

0570-16811(平日10:00~17:00)

※IP電話・PHSからは、03-5251-6811

 

<不審な電話などを受けたら>

●消費者ホットライン

188

●警察相談専用電話

#9110(平日8:30~17:15)

 

少しでも怪しい・おかしいと感じたら、すぐに上記に相談することをおすすめします。

 

返金が困難な仮想通貨詐欺には要注意!

返金が困難な仮想通貨詐欺には要注意!

 

仮想通貨詐欺は、被害に遭ってしまうと返金請求が非常に困難になっています。

 

仮想通貨詐欺の被害を未然に防ぐためには、事前に手口を知ることや、投資を始める前に金融庁の相談窓口を利用することが効果的です。

 

また、仮想通貨詐欺の返金を求める被害者をターゲットにした着手金詐欺を行う悪質な業者が紛れている場合がありますので、併せて注意が必要です。

 

当サイトの願いは、仮想通貨詐欺の被害に遭う方が一人でも多く減ることです。

 

この記事を通して、少しでも多くの方が詐欺被害を未然に防げることを願っております。

 

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