【仮想通貨詐欺の被害事例】70代の男性が2億5000万円を詐取される
 

目次

 

近年、FacebookやInstagramなどのSNSで知り合った人物から投資へ勧誘され、お金を騙し取られる投資詐欺の被害が急増しています。

 

また、投資詐欺の被害額も増加傾向にあり、非常に注意が必要です。

 

そこでこの記事では、2023年9月に報じられた仮想通貨詐欺の被害事例をご紹介します。

 

仮想通貨詐欺の被害事例

仮想通貨詐欺の被害事例

 

徳島県に住む70代の男性が仮想通貨への投資に勧誘され、約2億5000万円相当を騙し取られる被害が発生しました。

 

警察によりますと、2023年6月中旬、男性のFacebookに関東地方に住む20代女性を自称する人物からコメントがあり、その後LINEを通じて親しくなったといいます。

7月になって女性から「確率の高い資産運用ができる。暗号資産をやらないか」と持ち掛けられ、男性は指示に従い、海外の偽サイトとみられる投資サイトに登録、仮想通貨購入代金として約500万円をして口座に振り込んだということです。

 

さらに、女性から「直接、暗号資産を購入した方がいい」と指南され、2億4000万円相当の仮想通貨を正規の取引所で購入し、26回に分けて指定の海外の偽サイトとみられる投資サイトに送金したといいます。

 

8月下旬、男性が2億4500万円相当の暗号資産を購入した仮想通貨取引所から、「投資詐欺の疑いがある」とアカウント凍結の連絡があり、警察に相談し被害が発覚しました。

 

 

被害事例のポイントを解説

被害事例のポイントを解説

 

今回ご紹介した仮想通貨詐欺の被害事例では、徳島県に住む70代の男性が仮想通貨詐欺の被害に遭い、約2億5000万円を騙し取られるという事例でした。

 

ではここで、この事件のポイントを解説します。

 

 

①SNS上で知り合った人物から投資を勧められる

仮想通貨をはじめとする投資詐欺では、InstagramやFacebookなどのSNSで知り合った人物から投資を勧められ、お金を騙し取られるという事例が多発しています。

また、SNS上で知り合った異性から投資に勧誘され、ロマンス詐欺のような手口で恋愛感情を利用して投資へ勧誘する手口も多くみられています。

 

そのため、SNSで知り合った人物から投資などの儲け話を持ち掛けられた際は詐欺を疑い、家族や警察に相談するようにしてください。

 

 

②「確率の高い資産運用ができる」と謳う

仮想通貨をはじめとする投資詐欺では、「高確率で儲かる」「必ず勝てる」など、簡単にお金が手に入るような儲け話を持ち掛けてきます。

 

投資は本来、利益を得られる可能性がある一方で、資産を失うリスクも伴うものです。

にもかかわらず、投資をすることもメリットばかりを誇張して説明し、リスクに対する説明がない場合は投資詐欺であると考えられるため注意が必要です。

 

また、投資を勧誘してきた相手が恋人関係や婚約関係を装っている場合は、「将来のために二人で資産を増やそう」といった甘い言葉で誘惑してくることもありますので、くれぐれもご注意ください。

 

 

仮想通貨詐欺の被害は返金請求できる?

仮想通貨詐欺の被害は返金請求できる?

 

当サイトに「仮想通貨詐欺の被害に遭った場合、返金請求できるのか?」というご相談を受けたことがあります。

 

結論からお伝えしますと、被害状況によって異なりますが、返金請求が困難になるケースが非常に多くなっています。

 

なぜなら、仮想通貨による送金は、国内の銀行口座振り込みよりも流れが追いにくく、送金先の個人情報開示が困難だからです。

 

一度送金してしまうと、大切なお金は二度と戻ってこないかもしれません。

 

被害を未然に防ぐためにも、仮想通貨への投資を始める前は、家族や友人に相談することをおすすめします。

 

 

仮想通貨詐欺の被害には要注意!

仮想通貨詐欺の被害には要注意!

 

今回ご紹介した仮想通貨詐欺の事例のように、高額被害であるにもかかわらず、返金請求が困難である事例が非常に増えているため、くれぐれもご注意ください。

 

また、仮想通貨詐欺の被害は返金解決がほぼ不可能であるにもかかわらず、返金ができると嘘をつき、着手金を騙し取る悪質な業者による被害事例、高額な着手金を請求しながらも返金解決に至らない「弁護士による二次被害」も確認されています。

 

詐欺被害解決に向け、助けを求めた先でも詐欺被害に遭ってしまうなんてことにならないよう、詐欺返金の依頼を検討している場合は、くれぐれもご注意ください。

 

そのため、仮想通貨詐欺の被害を未然に防ぐためには、事前に手口を知ることや、投資を始める前に金融庁の相談窓口を利用することが効果的です。

 

困ったときの相談窓口

<金融サービスに関するご相談はこちら>

●金融サービス利用者相談室

0570-16811(平日10:00~17:00)

※IP電話・PHSからは、03-5251-6811

<不審な電話などを受けたら>

●消費者ホットライン

188

●警察相談専用電話

#9110(平日8:30~17:15)

 

当サイトの願いは、仮想通貨詐欺の被害に遭う方が一人でも多く減ることです。

この記事を通して、少しでも多くの方が詐欺被害を未然に防げることを願っております。

 

 

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