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出会い系詐欺とは、インターネットを通じて利用者同士が出会う出会い系サイトに、利用者を装った大量のサクラを動員することで、利用料を騙し取る詐欺のことです。
今回は、出会い系詐欺サイトの運営業者が、全国で初めて摘発された事例をご紹介します。
出会い系詐欺の逮捕事例
出会い系サイトに会員を装ったサクラを大量に動員し、会員から利用料を騙し取ったとして、出会い系サイトなどを運営する会社役員をはじめとする男女11人が、詐欺の疑いで逮捕されました。
逮捕容疑は、2008年10月~2009年1月にかけて、出会い系サイトの会員になった東京都に住む3人の男性から、計56万8000円の利用料を騙し取った疑いです。
また、大手SNSサイトmixiのIDやパスワードを盗み、他のユーザーになりすまして、出会い系サイトへ誘導していたことも明らかになっています。
誘導先の出会い系サイトでは、サクラが架空の異性を装い、メールのやり取りなどをして利用料を騙し取ったと見られており、会う約束をしても直前にキャンセルしていたとのことです。
逮捕された会社役員らが運営していた出会い系サイトの会員は、男女のべ140万人にのぼり、2005年7月~2009年4月にかけ約20億円を売り上げたとみて調べているほか、mixiへの不正アクセス禁止法違反容疑でも捜査しています。
出会い系サイトの逮捕事例を解説
今回ご紹介した出会い系サイトの逮捕事例は、全国で初めて摘発された事件でした。
ではここで、この事件のポイントを解説します。
①SNSから悪質な出会い系サイトへ誘導する
利用者が多い大手マッチングアプリや、TwitterやLINEなどのSNSにサクラキャラを登録し、ターゲットにした異性に対し、「外部のサイトでやり取りしたい」などと言い、悪質な詐欺サイトへ誘導する手口です。
今回の事件では、mixiのログインIDやパスワードを不正に取得し、ユーザーになりすまして出会い系詐欺サイトへ誘導しており、非常に悪質な手口で詐欺行為を働いていました。
マッチングアプリやSNSを通じて外部サイトへ誘導された際は、詐欺の可能性が非常に高いと考えられますので、十分ご注意ください。
②サイト誘導後、サクラを使ってポイントを買わせる
悪質な出会い系詐欺サイトの典型的な手口として、業者側が用意したサクラを使って、利用者とメールのやり取りを行い、メールをするための有料ポイントを購入させる手口があります。
出会い系詐欺サイトでは、様々な口実で巧みに利用料を騙し取ろうとするので、こういったサイトにはご注意ください。
③会う約束をしても直前にキャンセルされる
会員から利用料を騙し取る目的で運営されている出会い系詐欺サイトでは、異性と会う約束をしても直前にキャンセルされる特徴があります。
なぜなら、サクラは実在する人物ではないため、実際に会うことはできないからです。
いくらお金を支払ったとしても、電話番号を交換したり、実際に会ったりすることはできず、言葉巧みに引き延ばし、繰り返しお金を要求してきます。
こういった出会い系詐欺サイトには、くれぐれもご注意ください。
出会い系詐欺被害に遭ったら相談を!
出会い系詐欺被害に遭ってしまった場合は、返金請求ができる場合があります。まずは一度、詐欺返金110番までご相談ください。
出会い系詐欺の被害に遭う方の中には、不倫目的やアダルトな目的で出会い系サイトを利用してしまう人も少なくありません。
そういった場合、騙された!と気が付いても家族や友人・知人には相談しづらいものです。
「家族に知られたら大変なことに…」
「職場に知られたらどうしよう」
などという不安に駆られ、お金を失うだけでなく精神的にも大きな負担を強いられてしまいます。
でも悪いのは利用者ではなく、悪質詐欺業者なのです。
私たちはそんな被害者の味方として、相談者様のプライバシーを守りながら被害回復に向けた各種サポートを無料で行います。
当サイトでは、出会い系で起こりうる様々な詐欺被害のご相談を受け付けていますので、どうぞお気軽にご相談ください。
出会い系詐欺の返金方法については、こちらの出会い系詐欺の返金方法を解説記事で詳しくご紹介していますので、あわせてご参照ください。
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