Capital One(キャピタルワン)を騙ったFX詐欺には要注意!その手口とは
 

 

近年、Capital One(キャピタルワン)という米国に本社を構える金融企業の名を騙り、FXでの投資を勧誘し、お金を騙し取る詐欺の被害が急増しています。

 

「Capital Oneが日本進出しているのは本当?」

「Capital Oneの藤崎義治氏は信頼できる人物?」

「Capital OneはFX詐欺?」

この記事をご覧の方の中には、こんな疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

 

結論からお伝えしますと、Capital Oneが日本進出した事実はなく、キャピタルワンの藤崎義治氏は架空の人物で、Capital Oneを騙った詐欺業者による大規模な投資詐欺が行われていると考えられます。

 

当サイトでも、Capital OneでFX詐欺の被害に遭ったという相談が寄せられており、高額被害も確認されているため、Capital Oneでの取引は絶対にしないようご注意ください。

 

そこでこの記事では、キャピタルワンを騙るFX詐欺の手口や返金方法について、詐欺返金110番が詳しく解説していきます。

 

※この記事で記載しているCapital Oneは、実在するCapital Oneではなく、Capital Oneを騙る詐欺業者のことを指します。

 

 

キャピタルワンが詐欺業者であると考えられる理由

キャピタルワンが詐欺業者であると考えられる理由

 

実在するCapital Oneは、アメリカのバージニア州に本社を置き、クレジットカード事業やインターネットバンキング、融資などの金融サービスを提供している企業です。

そんなCapital Oneの社名を騙り、FXでの投資を勧誘し、お金を騙し取る被害が確認されてます。

 

ではここで、なぜCapital OneのFX取引所が、実在するCapital Oneが運営している公式のFX取引所ではなく、Capital Oneを騙る詐欺業者によって運営されているサイトなのかについて解説します。

 

 

Capital Oneの会社情報が虚偽の内容

 

Capital Oneについての調査結果は以下の通りです。

 

FX業者名Capital One FX
運営会社Capital One Financial Corp.
所在地不明
電話番号不明
メールアドレス不明
ライセンス情報FCA:204440
NFA:0557316

 

Capital One(キャピタルワン)の会社情報を調査したところ、サイトに記載されていた偽のキャピタルワンの所在地は、実在するCapital Oneの情報を盗用していたことが判明しました。

また、メールアドレスや電話番号といった問い合わせ方法が一切記載されていないことから、非常に怪しい詐欺業者の可能性が高いと考えられます。

 

FX取引所は、顧客の大切な資金を預かる場所であるため、会社概要の詳細や安全管理の体制、情報の透明性などが求められますが、Capital Oneは、これら全ての情報が不明であるため、詐欺業者であると考えられます。

 

Capital One(キャピタルワン)はイギリスの金融ライセンスであるFCA、アメリカの金融ライセンスであるNFAを取得しているとしていますが、虚偽の情報である可能性が高いことが分かりました。

ライセンスについては、次項で詳しく解説します。

 

 

ライセンス情報が虚偽の内容

 

Capital One(キャピタルワン)のサイトには、イギリスのFCAライセンス、アメリカのNFAライセンスを取得していると記載されていました。

 

ライセンス情報FCA:204440
NFA:0557316

 

しかし、ライセンスについて詳しく調査をしたところ、Capital Oneはライセンスを取得しておらず、虚偽のライセンス情報を記載していたことが判明しました。

 

まず、アメリカのNFAライセンスを取得しているとありますが、NFAのサイトで事業者番号を確認したところ、NFA会員ではないことが分かりました。

Capital OneのNFAライセンス情報

このようにNFAに登記登録のみを行っており、正式に認可を受けてないにもかかわらず、NFAライセンスを取得していると虚偽の記載をしています。

 

また、FCAライセンスのライセンス情報を調べたところ、このライセンス情報は、実在するCapital Oneが取得しているライセンス情報であり、偽のCapital Oneがライセンス情報を盗用して記載している可能性が高いです。

 

真っ当な運営を行っているFX業者であれば、信頼に直結するライセンス情報をでたらめに記載することは絶対にあり得ません。

 

  • アメリカNFAライセンスは取得していないこと
  • イギリスFCAライセンスは実在するCapital Oneの情報であること

これらのことから、Capital One(キャピタルワン)は詐欺業者によって運営されているサイトであると考えられます。

 

 

シニア投資アナリストの藤崎義治氏が怪しい

 

Capital OneのFX詐欺では、投資に関するLINEグループを通じて、Capital Oneシニア投資アナリストの藤崎義治と名乗る人物から勧誘されるケースが多く見られています。

 

その際、キャピタルワンが日本市場に進出して2周年であるといい勧誘を行っていたようですが、実在するCapital Oneが日本に進出した事実はなく、Capital Oneの公式ホームページにも一切記載されていませんでした。

また、偽のCapital Oneのドメイン情報を調べたところ、実在するCapital Oneは1994年から存在しているにもかかわらず、偽のキャピタルワンのサイトは2023年7月に立ち上げられたサイトであることが判明しました。

 

Capital One(キャピタルワン)が日本に進出して二周年であるのに、Capital Oneのサイトが2023年7月に立ち上げられていることには大きな矛盾が生じています。

 

  • Capital Oneが日本に進出した事実はない
  • 藤崎義治氏によるとCapital Oneは日本進出2周年を迎えたということだが、Capital Oneのサイトは2023年7月に立ち上げられた

 

これらのことから、Capital One(キャピタルワン)が詐欺業者であると同時に、藤崎義治氏は架空の人物である可能性が高いことが分かりました。

 

 

Capital Oneは出金できない

 

Capital Oneが詐欺であると考えられる理由の一つに、出金ができないことがあげられます。

近年の投資詐欺では、「出金できない」ことから詐欺被害に気が付くケースが多く見られているからです。

 

Capital Oneのサイト上では利益がでていると表示されているため、利益分を出金しようとすると、「マネーロンダリングの疑いで出金できない」「決済資金がないと追加入金を求められた」「決済不履行で高額な違約金を請求された」といった保証金や税金、違約金などの名目で追加入金を求められます。

 

しかし、被害者の話によると、キャピタルワンは「少額の出金申請には対応してもらえたが、まとまった額を出金しようとすると出金できなくなる」といった声も多くあったことから、出金できることで相手を信頼させた後に高額なお金を入金させ、お金を騙し取るという巧妙な手口が使われていたことが明らかになりました。

 

「出金できない=投資詐欺」であると考えられるため、被害額を増やさないためにも追加入金は絶対しないようご注意ください。

 

 

Capital OneのFX詐欺手口とは

Capital OneのFX詐欺手口とは

 

Capital Oneを騙るFX詐欺では、サイト上で得た利益の出金ができないだけでなく、取引サイト内で購入していないはずの原油を購入したことにされたうえ、期日までに支払い資金を入金しない場合には30%の違約金がかかり、支払わなければ今後ローンを組むことや海外渡航などに影響がでるなどと脅されることもあったといいます。

 

そこで、キャピタルワンのFX詐欺手口をみていきましょう。

 

1:SNS上の詐欺広告から集客する

 

近年、InstagramやFacebook上では、投資への勧誘を謳った詐欺広告が大量に掲載されています。

 

詐欺広告とは、実在する証券会社の名前やロゴ、実業家や経済学者、著名人などの名や画像を無断で使用した、詐欺グループによって配信されている投資関連の広告のことです。

 

「実在する会社名を騙る」「著名人の画像を無断使用する」といった手口から、投資関連のYouTube動画などを無断盗用して広告を配信するなどといった手口が横行しており、詐欺広告から投資詐欺の被害に巻き込まれるという事例が相次いでいます。

 

投資に関する詐欺広告の共通点は、詐欺広告をクリックすると最終的にLINEアカウントの追加へと誘導されるという点です。

 

SNSやインターネット上に掲載されている投資関連の広告をクリックしたのち、LINEアカウントの追加へ誘導された場合は詐欺だと考えられるため、くれぐれもご注意ください。

 

詐欺広告については、こちらの記事で詳しく解説していますので、あわせてご参照ください。

 

 

 

2:LINEの友だち追加へ誘導される

 

詐欺広告へアクセスすると、LINEアカウントの友だち追加へと誘導されます。

 

その後Capital Oneの投資情報を交換する名目のLINEグループチャットへ招待されます。

LINEグループチャット内では、”投資の先生”と呼ばれる人物や、そのアシスタントを名乗る人物、サクラ会員ら多数用意されており、仮想通貨投資で得た利益や、購入するべき仮想通貨の情報などが発信されており、Capital Oneで仮想通貨を購入し、投資をすれば儲かると思わせるような誘導を行っています。

 

確認されているLINEの人物名

藤崎 義治
松本 健吾
山崎 智彦
西野 ふみか

 

詐欺広告からアクセスする他にも、見知らぬ人物から突然、投資に関する勉強会を騙るLINEグループやオープンチャットに招待され、そこからCapital Oneでの投資詐欺へ勧誘される事例も発生しています。

Capital Oneでの投資を勧誘するLINEグループは多数確認されており、全て違うグループ名で勧誘を行っていることが確認されています。

 

Capital OneのLINEグループをはじめ、投資に関するLINEグループやオープンチャットはすべて詐欺であると考えられるため、情報を鵜呑みにしてお金を騙し取られないよう、くれぐれもご注意ください。

 

 

 

Capital OneのFX詐欺の返金方法は?

Capital OneのFX詐欺の返金方法は?

 

当サイトに、「Capital One投資詐欺の返金はできるのでしょうか?」というご相談が多数寄せられています。

結論からお伝えしますと、Capital OneのFX詐欺の返金は非常に困難であると考えられます。

 

なぜならCapital OneのFX詐欺は、口座振り込みやカード決済によりお金を騙し取られる詐欺被害とは異なり、海外送金や仮想通貨を使って入金することが多く、お金の流れを追うことが非常に困難だからです。

 

また、Capital OneのFX詐欺について解説しているブログやサイトの中には、弁護士に相談すれば返金の可能性があると謳っているところもあります。

ですが、これらの業者の中には、「返金が難しい事案であるにもかかわらず、返金の可能性を謳い、着手金を騙し取る」悪質な業者も確認されています。

 

着手金とは、事件を依頼した段階で発生する費用であり、依頼者の希望が叶う・叶わないにかかわらず原則返金されません。

 

また、着手金の相場は、被害総額の5%程度で算出されるケースが多いです。

被害総額の5%だった場合
被害総額500万円     ⇒ 25万円の着手金
被害総額1000万円   ⇒ 50万円の着手金
被害総額3000万円   ⇒ 150万円の着手金
被害総額1億円         ⇒ 500万円の着手金

 

そのため、被害額が大きければ大きいほど、着手金も高額になります。

ただでさえ詐欺被害による経済的損失を被っている依頼者にとって、高額な着手金が金銭的な二次被害となってしまいます。

 

弁護士や探偵事務所に返金相談をする際、着手金が発生する場合にはくれぐれもご注意ください。

 

 

Capital Oneを騙るFX詐欺には要注意!

Capital Oneを騙るFX詐欺には要注意!

 

この記事では、Capital Oneを騙るFX詐欺の手口や返金方法について解説しました。

 

  • Capital Oneの会社情報が虚偽の内容
  • ライセンス情報が虚偽の内容
  • シニア投資アナリストの藤崎義治氏は架空の人物
  • Capital Oneは出金できない

以上のことから、Capital Oneを騙るFX取引所は詐欺業者によって運営されていることが分かりました。

 

勧誘手口は巧妙化しており、様々な手口が見受けられていますが、現時点での詐欺の見分け方は以下です。

投資詐欺の見分け方
  • SNS上の投資広告からLINEの追加へ誘導される
  • 投資に関するLINEグループに招待される

    投資詐欺を防ぐためには、手口や事例を知っておくことがとても大切です。

     

    当サイトの願いは、FX詐欺の被害に遭う方が一人でも多く減ることです。

    この記事を通して、少しでも多くの方が詐欺被害を未然に防げることを願っております。

     

    FX詐欺の詳しい手口はこちらの記事でご紹介していますので、あわせてご参照ください。

    FX詐欺の手口

     

     

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