目次
\子供を狙った詐欺の関連記事一覧はこちらをクリック!/
近年、10代の未成年や子供を狙った詐欺が増えてることをご存じですか?
スマホの普及が一気に進んで、低年齢層の子どもたちがスマホを持つことが増えていますね。
モバイル社会研究所の発表によると、スマホの所有率は小学校高学年で37%、中学生では76%と、ほとんどの子どもがスマホを所持していることがわかりました。
幼いころからスマホを利用する環境に慣れている子どもがとても多くなっているのね。
時代の進化はすごいもんだな。
そもそも親が子供にスマホを持たせる理由として、
- 連絡手段
- 災害時の緊急連絡用
- 防犯ツール
など、様々な理由があげられます。
しかし、身を守るために持たせているはずのスマホでインターネットに接続すると、詐欺被害に巻き込まれるケースが非常に増えているのです。
そこでこの記事では、子供を詐欺から守るための対処法や子供を狙った詐欺の種類、対策方法などを解説します。
お子さんがいる家庭は要チェックだぞー!
子供を詐欺から守る対処法
スマートフォンからアクセスするSNS・ゲーム・Webサイトなどのインターネット上には、様々な詐欺勧誘で溢れています。
詐欺のターゲットは大人だけでなく、子供を狙った詐欺も急増しているため、スマホを持つお子さんがいるご家庭は、詐欺被害を防ぐための対策を取りましょう。
- 家庭内でスマホの取り扱いについて話し合う
- フィルタリングの設定をする
- 詐欺被害の情報を共有する
詐欺被害を未然に防ぐためには、常日頃からコミュニケーションを取り合うことや、詐欺被害の情報について共有することがとても大切です。
ぜひ各ご家庭で話し合ってほしいわね。
スマホで子供がネット詐欺被害に
冒頭でもご紹介しましたが、親が子供にスマホを持たせる理由は
- 連絡手段
- 災害時の緊急連絡用
- 防犯ツール
など、様々です。
スマホを持たせる理由は主に、「子供の身を守るため」と考える親御さんも多いだろう。
しかし、本来「子供の身を守るため」に持たせているスマートフォンは、使い方を間違えると「子供を危険にさらしてしまう」という一面があります。
大人にとっても危険が多いスマホは、子供にとってさらに危険であることは間違いないわね。
子供を狙った詐欺では主に、スマートフォンからアクセスするSNSやインターネット、ネットショッピングなどが挙げられます。
そこで次項では、子供を狙った各種詐欺と対策をご紹介します。
子供を狙った各種詐欺と対策
インターネット上で子供を狙った詐欺は非常に多くあり、子供のみならず大人も注意しなくてはいけない詐欺ばかりです。
そこで、子供を狙った詐欺の手口や対策を、それぞれ解説していきます。
お子さまと一緒に、ぜひ親御さんも参考にしてくださいね♪
PayPay送金詐欺
PayPay送金詐欺とは、Twitter(現X)やInstagramなどのSNS上で良くみられている詐欺で、「ペイペイ残高を送ってくれたらポイントを上乗せして返します」などと存在しないキャンペーンを装い、相手にPayPayを送金させた後、連絡を絶つという手口です。
ペイペイ送金詐欺の特徴として、加害者も被害者も10代が多いということが挙げられます。
SNSで被害報告をしているアカウントを見ると、中学生や高校生が多い様子だな。
PayPayは特に10代の未成年の利用者が多いことも関係しているのかしらね。
- 見知らぬ人にPayPayを送金しない
- PayPay倍増系のキャンペーンは全て詐欺
PayPay送金詐欺の詳しい手口はこちらの記事をご覧ください。
チケット詐欺
チケット詐欺とは、ライブやスポーツ観戦、イベントなどの入手困難なチケットを持っていると嘘をつき、お金を騙し取る詐欺のことです。
チケット詐欺は主にTwitter(現X)で見られており、チケット代をPayPayや電子ギフトマネーで送らせた後、連絡を絶つという手口が良くみられています。
チケット詐欺は、大人でも被害に遭っている人が多いわね。
特に子供は、親に内緒でチケットを買おうとして、チケット詐欺に巻き込まれるケースも多いみたいだな。
- 見知らぬ人からチケットを購入しない
- 転売チケットを購入しない
- 譲ってもらう場合、チケットと代金をその場で交換する対面取引を拒否する相手との取引はしない
チケット詐欺の詳しい手口はこちらの記事をご覧ください。
偽サイト詐欺
偽サイト詐欺は主に二種類あり、一つ目は実在する企業やブランドの公式サイトそっくりの偽サイトによってお金を騙し取る手口で、二つ目は存在自体が架空のサイトでお金を騙し取る手口です。
最近この手の偽サイト詐欺めっちゃ増えてるよなー!友達がオークションサイトでレア商品を買ったらお金だけ騙し取られて商品届かなかったって嘆いてたなー!
大人でも見分けられないほど巧妙な偽サイト詐欺は、子供ならなおさら注意が必要ですね。
インターネット上で商品を購入するときは、事前に親御さんに相談するんだぞ!
- サイトのURLの表記に怪しい点はないか確認する
- 日本語に不自然な箇所はないか確認する
- 販売価格が相場に比べて大幅に安い値段になっている
- 事業者情報の詳細が記載されているか確認する
- 支払い方法が限定されていないか確認する
一つでも当てはまった場合、偽サイト詐欺の可能性があるため、利用は避けた方が良いでしょう。
偽サイト詐欺の詳しい手口はこちらの記事をご覧ください。
フィッシング詐欺
フィッシング詐欺とは、実在する企業を騙ったメールやSMSを送信し、公式サイトそっくりの偽サイトへ誘導して個人情報を盗み取る詐欺被害です。
フィッシング詐欺では、個人情報を盗み取られる被害の他にも、ログインIDやパスワード、クレジットカード情報やキャリア決済を不正利用される恐れがあるため、非常に危険です。
子供の場合は、漏れた個人情報から生活圏や通ってる学校の情報まで知られてしまう可能性があるわね。
フィッシング詐欺から犯罪に巻き込まれることも考えられるから、本当に注意してくれよ!
- 基本的にメールやSMS内のURLはクリックしない
- 重要なお知らせメールが届いたら、メール内ではなく公式アプリや公式サイトへアクセスして情報を確認する
フィッシング詐欺の詳しい手口はこちらの記事をご覧ください。
当選詐欺
当選詐欺とは、インターネット閲覧中などに「プレゼントに当選した」などと突然表示され、指示通りに操作をすると、手数料や送料などの名目でお金を騙し取られる詐欺のことです。
子供たちを狙った当選詐欺では、イオンやユニクロなどの有名企業を騙った偽のプレゼントキャンペーンが確認されています。個人情報の流出などが懸念されるためご注意ください!
インターネット閲覧中の他にも、Twitter(現X)やInstagram、FacebookなどのSNS上に「プレゼントが当選しました」といったメッセージが届くこともあります。
- 応募してないプレゼントに当選した場合は詐欺
- 賞品を受け取るために金銭を要求されたら詐欺
- 有名企業や実在する企業の偽のプレゼントキャンペーンに要注意
応募してないプレゼントに当たること自体が不自然だから、騙されないでね!
サポート詐欺
サポート詐欺とは、トロイの木馬ウイルスやハッキング、個人情報漏洩などの不安を煽り、偽のサポート窓口に連絡をさせてお金をだまし取る詐欺行為です。
アダルトサイト閲覧中によく出るアレだよなー!!
子供が親にバレないようにお金を払っちゃうかもしれないから危険だよな。
サポート詐欺は近年、未成年の10代から高齢者まで幅広い世代で被害が急増しているため注意が必要です。
- 表示されている電話番号に電話しない
- ブラウザを強制終了する
【Windowsをお使いの方】
Alt+F4 を同時に押す
【Macをお使いの方】
⌘+Q を同時に押す
サポート詐欺は、焦らず冷静に対処することが大切だぞ。
サポート詐欺の詳しい手口はこちらの記事をご覧ください。
子供を狙った副業詐欺
アルバイトをすることができない子供を狙った副業詐欺が横行しています。
Twitter(現X)やInstagramなどで、「#中学生副業」などと検索すると、「口座不要」「即日・即金」「親バレなし」「ノンアダルト」といった言葉で子供に副業を勧める投稿が散見されています。
その他にも、推し活をしたい子供をターゲットに、「#推しのいる生活」などの推し活系ハッシュタグで検索すると、グッズ代やチケット代などを稼ぐために副業をすすめる投稿が数多く確認できます。
子供までターゲットにお金を騙し取ろうとする詐欺師…絶対に許せないな。
騙されないように対策や注意喚起をすることが大切ね。
子供をねらった副業では、電子マネーやプリペイド式の電子マネーなどで、情報商材を購入させられたり、メルカリで特定の出品物を購入させられたりするようです。
- アルバイトができる年齢になるまで我慢する
- 解決できないことがあれば、必ず親に相談する
- 子供が稼げるような内容は、詐欺か犯罪に巻き込まれるので絶対に手を出してはいけません
どんなにお金が欲しくても、それ以上のものを失ってしまう可能性の方が高い。自分の身を守るためにも、安易に手を出してはいけないぞ!
子供が詐欺に加担してしまうケースも
子供がインターネット上の詐欺に巻き込まれる事例が増えているとともに、子供が詐欺に加担してしまうケースも増えています。
そこで、子供がインターネットを通じて詐欺に加担してしまうケースについてご紹介します。
子供が闇バイトから詐欺に加担してしまうケース
近年、非常に問題になっているのが「SNSを通じた闇バイトの募集」です。
闇バイトは、TwitterやInstagramで募集している事例が確認されており、高額報酬や簡単作業、日当日払いを謳っています。
あま~い言葉で誘惑するのは、犯罪組織の常套授段よ。
応募時点では詳細が書かれていないため、気軽に応募してしまうかもしれませんが、応募時に身分証の掲示を求められた場合は注意が必要です。
副業の詳細が犯罪行為だと気が付いたとしても、身分証明書を掲示しているので、やめると伝えても脅迫される場合があるだけでなく、罪を犯し警察に捕まる可能性もあります。
お前の身元は分かってるからな!家族がどうなっても知らないぞ!って脅されるんだぞ。
闇バイトに関わってしまうと人生を棒に振ることになりますので、くれぐれもご注意ください。
高額報酬のアルバイトに応募して、テレグラムというアプリに誘導された場合は犯罪組織の可能性が高いからな!!
- 簡単作業、高額報酬を謳った求人に応募しない
- 応募時に身分証の提出を求められたらすぐ連絡を絶つ
- テレグラムというアプリでの連絡を求められたらその場でやめる
子供がSNSでPayPay送金詐欺をしていたケース
前項で子供がインターネットを通じてPayPay送金詐欺の被害に遭う事例についてご紹介しましたが、子供がPayPay送金詐欺をしていたという事例が発生しています。
2023年3月頃、とある公立高校の生徒ら数十人が、PayPayを使って第三者から不正に送金させていた疑いがあるとして、警察から事情聴取を受けていたことが発覚しました。
事情聴取を受けた高校生らは、ペイペイで送金された金額を「倍増して返す」など謳い、送金された金銭を騙し取る詐欺行為に関わっていた疑いが持たれているということです。
お小遣い稼ぎ感覚で詐欺行為をしてしまっているようね。
「みんなやってるから」「バレないから」など、安易な気持ちでPayPay送金詐欺を働くと、警察に逮捕されるなど将来に影響が出る場合がありますので、絶対にやらないでください。
子供を狙った詐欺まとめ
インターネット上に存在している様々な詐欺は、大人だけでなく子供も巻き込まれる可能性が高いことがお分かりいただけたのではないでしょうか。
「子供はクレジットカード持ってないから心配してないわ」と考える親御さんもいらっしゃるかもしれませんが、この考え方は非常に危険です。
子供を狙った詐欺では、金銭以上に個人情報などを求めて詐欺を働いている場合もあり、大切なお子様の身に危険が及ぶ可能性もあるからです。
だからこそ、子供を狙った詐欺に注意する必要があるのね。
子供を詐欺から守るためには、常日頃からコミュニケーションをとったり、スマホの使い方や詐欺情報などを話し合っておくことが大切です。
この記事を通して、各ご家庭でスマホの使い方を見直すきっかけになれば幸いです。
\子供を狙った詐欺の関連記事一覧はこちらをクリック!/