キャッシュカード詐欺盗(さぎとう)の手口や対策を徹底解説
 

目次

キャッシュカード詐欺盗(さぎとう)と呼ばれる特殊詐欺をご存じですか?

 

キャッシュカード詐欺盗とは、警察官や銀行職員などになりすまし、「キャッシュカードが不正に利用されている」「預金を保護する手続きをする」など嘘の説明をしたうえで、キャッシュカードを盗み取る詐欺の手口です。

 

キャッシュカード詐欺盗の被害は、非常に増加傾向にあるため、手口や対策を知っておくことが大切です。

そこでこの記事では、キャッシュカード詐欺盗の手口や対策について、詐欺返金110番が詳しく解説していきます。

 

キャッシュカード詐欺盗の手口3選

キャッシュカード詐欺盗の手口3選

キャッシュカード詐欺盗は、警察官や銀行職員などを装った詐欺師が、電話をかけてくるところから始まります。

 

そこで、キャッシュカード詐欺盗で良くみられる手口を3つご紹介します。

 

1.銀行職員などを装った手口

 

銀行協会の○○です。あなたの口座が犯罪に利用されているようです。キャッシュカードを確認したいので、ご自宅に伺ってもよろしいでしょうか?

 

電話で嘘の説明した後、銀行職員などになりすました犯人が自宅を訪れ、被害者が目を離した隙に、偽のカードと本物のカードをすり替える手口です。

 

2.警察官を名乗った手口

 

○○警察署です。特殊詐欺の捜査中、あなた名義のキャッシュカードが偽造されていました。今から警察官が向かいますので、指示に従ってください。

 

 

電話で嘘の説明をした後、偽の警察官になりすました人物が自宅を訪れ、被害者が目を離した隙に、偽のカードと本物のカードをすり替える手口です。

 

3.百貨店の販売員などを騙った手口

 

○○百貨店です。お客様のクレジットカードを使って商品購入がされたようです。このままだと、キャッシュカードも悪用される恐れがあります。

 

電話で嘘の説明をした後、警察や銀行職員などになりすました犯人が自宅を訪れ、被害者が目を離した隙に、偽のカードと本物のカードをすり替える手口です。

 

 

キャッシュカード詐欺盗の犯行の流れ

キャッシュカード詐欺盗の手口3選

キャッシュカード詐欺盗では、いったいどのようにしてキャッシュカードを騙し取り、お金を不正に引き出すのでしょうか。

 

キャッシュカード詐欺盗の犯行の流れを解説します。

 

電話をかける

 

キャッシュカード詐欺盗の手口

 

警察官や銀行職員などを装った詐欺師が電話をかけ、「キャッシュカードを保護・確認」などの名目で、自宅へ訪問します。

 

家に訪問する

 

キャッシュカード詐欺盗の手口

 

自宅に訪問すると、キャッシュカードを保護する名目で、封筒に暗証番号のメモとカードを入れるよう指示を出します。

 

そして、「手続きのため、印鑑が必要」などと言い、被害者が目を離した隙に、偽物のカードと本物のカードをすり替えます。

 

最後に、被害発覚を遅らせるために「手続き完了連絡が来るまで封筒は開けずに保管して」と嘘を言います。

 

そのため被害者は、すぐには偽物のカードが入った封筒を受け取ったと気がづけないことが多くあります。

 

お金を不正に引き出す

本物のカードと暗証番号が書いたメモを奪い取った犯人は、すぐさま銀行でお金を不正に引き出し、騙し取ります。

 

 

キャッシュカード詐欺盗と預貯金詐欺の違いとは

キャッシュカード詐欺盗と預貯金詐欺の違いとは

キャッシュカード詐欺盗によく似た手口で、預貯金詐欺という特殊詐欺があります。

 

預貯金詐欺とは、警察官や金融機関の職員などを装い、「キャッシュカードの交換が必要」などと嘘をつき、キャッシュカードを騙し取る手口です。

 

預貯金詐欺の手口は、こちらの預貯金詐欺とは?手口や対策を丁寧に解説!記事で詳しくご紹介していますので、あわせてご参照ください。

 

キャッシュカード詐欺盗の被害を防ぐための対策5選

キャッシュカード詐欺盗の被害を防ぐための対策5選

キャッシュカード詐欺盗の被害に遭ってしまったら、返金の可能性は非常に低いと考えられます。

そのため、キャッシュカード詐欺盗の被害は未然に防ぐことが何より大切です。

 

そこで、今すぐできる5つの対策をご紹介します。

 

キャッシュカードを他人に渡さない

警察官や銀行協会などの職員がキャッシュカードを預かりに来ること・封筒に入れさせること絶対にはありません。

 

キャッシュカード詐欺盗では、キャッシュカードを保護する名目で封筒に入れ、目を離した隙に偽のカードとすり替えます。

 

そのため、どんな理由であっても、「キャッシュカードを預かります・保護します」といった内容は100%詐欺ですので、くれぐれもご注意ください。

 

暗証番号を教えない

警察官・銀行協会などの職員が暗証番号を聞いてくる・メモを書かせることは絶対にありません。

 

様々な口実でキャッシュカードを預かり、言葉巧みに暗証番号を聞き出そうとします。

 

「手続きのため4桁の暗証番号を教えてください」などといった言葉は100%詐欺ですので、騙されないよう十分ご注意ください。

 

迷惑電話防止機能付き電話機を活用する

自宅に固定電話を設置している方は、迷惑電話防止機能付き電話を活用してください。

 

迷惑電話防止機器の機能は、相手に通話を録音する旨のアナウンスが入ったり、電話の着信音とともに注意喚起のアナウンスをしてくれるものです。

 

キャッシュカード詐欺盗をはじめとする特殊詐欺の被害も防ぐことができるため、ぜひ設置の検討をしてみてください。

 

在宅中も留守番電話に設定する

在宅中も常に留守番電話に設定することは、詐欺対策として有効です。

 

電話帳に登録している番号以外の電話に出ないようにするだけで、詐欺の被害に遭う確率をグッと減らすことができます。

 

万が一、留守番電話に怪しいメッセージが残っていたら、迷わず「#9110」に電話で相談してください。

 

日ごろから家族や親族と連絡を取り合う

詐欺被害を未然に防ぐためには、日ごろから家族や親族と連絡を取り合うことがとても大切です。

何か怪しい出来事が遭った際に、すぐに相談できる環境があると、詐欺被害に遭う可能性をグッと減らすことができます。

家族や大切な人を詐欺被害から守るためにも、こまめに連絡を取り合うことを意識すると良いでしょう。

 

キャッシュカード詐欺盗の相談先

キャッシュカード詐欺盗の相談先

では、実際にキャッシュカード詐欺盗の被害に遭ってしまった場合はどうすればよいのでしょうか。

 

そこで、キャッシュカード詐欺盗の被害に遭ってしまった場合の相談先をご紹介します。

 

怪しいかも?と思った時の相談先

怪しい電話がかかってきたら、まずは警察相談専用窓口または消費者ホットラインへ相談してみることをおすすめします。

 

警察相談専用窓口(電話番号)#9110
消費者ホットライン(電話番号)188

 

キャッシュカードを渡してしまった時の相談先

詐欺師にキャッシュカードを渡してしまったり、お金を不正に引き出されてしまった場合は、速やかに最寄りの警察に相談してください。

 

速やかに警察へ連絡することで、被害を最小限に抑えることができる可能性がありますので、絶対に一人で判断しないようご注意ください。

 

 

キャッシュカード詐欺盗には要注意!

キャッシュカード詐欺盗には要注意!

キャッシュカード詐欺盗は、巧妙な手口でキャッシュカードと暗証番号を騙し取る、非常に悪質な詐欺の手口です。

 

近年、新しいタイプの特殊詐欺が次々と現れており、被害は増加の一途をたどっています。

 

特殊詐欺の被害に遭う方は「自分は騙されないと思っていた」という方が多くいらっしゃいます。

 

「自分は大丈夫」と自信を持つことは、もちろん悪いことではありません。

ですが、その自信により詐欺を見抜けなくなってしまうこともあるのです。

 

特殊詐欺の被害を未然に防ぐためには、「これは詐欺ではないか?怪しいのではないか?」と疑う気持ちを持つことがとても大切です。

 

家族や大切な人を詐欺の被害から守るためにも、日ごろから連絡を取りあったり、詐欺被害の事例があれば共有したりすることもおすすめです。

 

被害が絶えない振り込め詐欺の手口や対策を、こちらの振り込め詐欺の返金方法を解説記事で詳しくご紹介していますので、あわせてご参照ください。

 

 

 

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