【競馬予想詐欺】警察の逮捕事例「有名騎手の親戚を名乗り現金詐取」

競馬には、ロマンが詰まっています。一攫千金を夢見て、競馬を楽しむ競馬ファンはたくさんいるのではないでしょうか。

ですが一方で、一攫千金を夢見る心理を悪用して、お金を騙し取る悪質な詐欺行為が横行しています。

2019年3月に新聞で取り上げられていた、とある有名騎手の親戚の名を騙り、現金を騙し取ったとして逮捕された事例をご紹介します。

競馬予想詐欺の逮捕事例

有名騎手の親戚で、元調教師の名を騙り、架空のレースをでっち上げたうえ、「必ず勝つから」と言って馬券代金を騙し取ったとして、無職の男(72)が逮捕された。

逮捕された男は、94年、98年にも同様の手口で逮捕されており、署によると詐欺で得た金で全国を点々としていたという。

逮捕容疑は、2019年1月8日、京都市内のすし店に「予約をしたい」と客を装って入店、板前の男性(50)に有名調教師の名を騙り、偽造した名刺を見せ、「1月12日に府中競馬場でレースがある。必ず勝つから馬券を買ってあげる」などと嘘を言い、現金２万円を騙し取った疑い。

競馬に詳しくない板前が1万円を差し出すと、「もう１万、ないの？」と要求し、２万円を騙し取って店を後にしたという。

1月12日、実際にはレースがなく、被害に気が付いた男性が同14日に被害届を提出し、事件が発覚。

京都府内で２月下旬までに、同様の事件が複数発生しており、警察は余罪も含めて捜査しているという。

競馬予想詐欺の手口とは

今回ご紹介した事例は、有名騎手の親戚である元調教師の名を騙り、必ず勝つと虚偽の内容を話し、現金を騙し取るという典型的な詐欺の手口でした。

ではここで、この逮捕事例のポイントをご説明します。

①有名騎手の親戚を騙る

今回の事例で逮捕された容疑者は、有名騎手の親戚を騙り、現金を騙し取りました。

JRA(日本中央競馬会)の関係団体や関係者などを装い、競馬予想を勧誘することは、競馬予想詐欺で良く見られる手口です。

JRA(日本中央競馬会)は、JRA関係団体から直接電話などで競馬予想を勧誘することは一切ないと、明確に否定しています。

JRA関係団体から直接電話などで競馬予想を勧誘することは一切ございません。

引用：JRA「悪質な予想・情報提供業者(高額な情報料・課題広告等)および勧誘メールにご注意ください！」

このような言い回しがあった場合、競馬予想詐欺の可能性がありますので、ご注意ください。

②必ず勝つと謳う

競馬は公営ギャンブルです。必ず勝てる方法など存在しません。

「勝馬がわかる」「必ず勝てる」などの言葉は、詐欺師の常套句です。

もし仮に、関係者が情報漏洩したとなると、それは競馬法に違反し、民事上、刑事上の罪に問われることとなります。

JRAの公式ホームページでも、前もって結果が分かっているレースは一切存在しないと、明確に否定しています。

「前もって結果が分かっているレース」等は、一切存在しません。

引用：JRA「悪質な予想・情報提供業者(高額な情報料・課題広告等)および勧誘メールにご注意ください！」

競馬予想サイトでも、「必ず稼げる」などの過剰な文言を使用している詐欺サイトがたくさんあります。

同様に注意が必要です。

競馬予想の詐欺被害は相談を！

競馬予想詐欺の被害に遭ってしまった場合は、返金請求を行える可能性があります。まずは一度、競馬予想詐欺の詐欺返金110番までご相談ください。

競馬予想詐欺は、一攫千金を夢見る心理を悪用し、様々な手口でお金を騙し取ろうとしてきます。

被害に遭った方は「詐欺の被害に遭ったことを人に知られたくない」という思いから、誰にも相談することなく泣き寝入りを余儀なくされる方も多くいらっしゃいます。

ですが、決してあなたは悪くありません。悪質な詐欺行為を働く業者が悪いのです。

私たちはそんな被害者の味方として、ご相談者様のプライバシーを守りながら被害回復に向けた各種サポートを全力で行っています。

競馬予想詐欺の詳しい手口や、返金方法については、こちらの記事で詳しくご紹介していますので、ご参考になれば幸いです。