【競馬予想詐欺】警察が注意を呼び掛ける「ギャンブル必勝法は詐欺」

競馬の必勝法があると謳い、金銭を騙し取る詐欺行為が存在しています。

2023年5月に報じられたニュースですが、競馬情報を教えるなどと嘘の話を持ち掛け、170万円騙し取られた男性の被害事例をご紹介します。

競馬予想詐欺に警察が注意を呼び掛ける

静岡県に住む男性(50代)が、「競馬情報を教えます」などと虚偽の話を持ち掛けられ、およそ170万円を騙し取られる被害が発生。

警察によると、去年12月中旬頃、男性の携帯電話に「競馬情報を教えます」などとメールがあった。

その後、男性は電話番号などを登録したところ、競馬関係者を名乗る男から「競馬には出来レースが存在する」「参加すれば負けることはない」「負けても元本は保証する」などと電話があり、指定された個人名義の口座に、6回に渡っておよそ170万円を振り込んだ。

被害者の男性は、競馬関係者と名乗る男と12月中旬ごろから２か月間やりとりをしていましたが、急に連絡が途絶え、不審に思った男性が警察に相談し、事件が発覚。

警察は「ギャンブル必勝法は嘘で、存在しない」と注意を呼び掛けている。

競馬予想詐欺の手口とは

今回ご紹介した競馬予想詐欺の被害事例では、「出来レースが存在する」「参加すれば負けることはない」などと謳い、虚偽の内容を提供して、現金を騙し取るという典型的な手口でした。

ではここで、この被害事例のポイントをご説明します。

①競馬関係者を名乗る

今回の事例では、競馬関係者を名乗り、現金を騙し取りました。

JRA(日本中央競馬会)の関係団体や関係者などを装い、競馬予想を勧誘することは、競馬予想詐欺で良く見られる手口です。

JRA(日本中央競馬会)は、JRA関係団体から直接電話などで競馬予想を勧誘することは一切ないと、明確に否定しています。

JRA関係団体から直接電話などで競馬予想を勧誘することは一切ございません。

引用：JRA「悪質な予想・情報提供業者(高額な情報料・課題広告等)および勧誘メールにご注意ください！」

このような言い回しがあった場合、競馬予想詐欺の可能性がありますので、ご注意ください。

②出来レースが存在すると謳う

競馬は公営ギャンブルです。

出来レースなどの八百長は、競馬法に違反し、民事上、刑事上の罪に問われることになります。

JRAの公式ホームページでも、前もって結果が分かっているレースは一切存在しないと、明確に否定しています。

「前もって結果が分かっているレース」等は、一切存在しません。

引用：JRA「悪質な予想・情報提供業者(高額な情報料・課題広告等)および勧誘メールにご注意ください！」

「必ず儲かる」「参加すれば負けることはない」などの言葉は、詐欺の可能性が高いと考えた方が良いでしょう。

③電話で勧誘されていた

今回の事例では、「競馬情報を教えます」というメールをきっかけに、男性は電話番号などを登録しました。

男性はその後、出来レースの情報や、参加すれば負けないなどの情報は、電話で受けていたと言います。

競馬予想詐欺において、電話での勧誘はよく見られる手口です。

関係者を名乗る人物が「あなただけに特別な情報をお伝えします」などと言い、特別感を演出することで相手を騙すという手法は、競馬予想詐欺で良くみられる手口です。

同様の手口で詐欺行為を行っている競馬予想サイトも見受けられます。このような言い回しには、十分注意するようにしてください。

競馬予想の詐欺被害は相談を！

競馬予想詐欺の被害に遭ってしまった場合は、返金請求を行える可能性があります。まずは一度、詐欺返金110番までご相談ください。

競馬予想詐欺は、一攫千金を夢見る心理を悪用し、様々な手口でお金を騙し取ろうとしてきます。

被害に遭った方は「詐欺の被害に遭ったことを人に知られたくない」という思いから、誰にも相談することなく泣き寝入りを余儀なくされる方も多くいらっしゃいます。

ですが、決してあなたは悪くありません。悪質な詐欺行為を働く業者が悪いのです。

私たちはそんな被害者の味方として、ご相談者様のプライバシーを守りながら被害回復に向けた各種サポートを全力で行います。

競馬予想詐欺の詳しい手口や、返金方法については、こちらの記事で詳しくご紹介していますので、ご参考になれば幸いです。