子供のオンラインゲーム課金トラブルが急増!防ぐための対策とは
 

 

新型コロナウイルスの流行に伴い、自宅で過ごす時間が増えている影響で、家庭用ゲーム機やオンラインゲームを利用して過ごす子供が保護者の許可なく課金してしまった、というトラブルが急増しているようです。

 

国民生活センターが発表したデータを見てみると、小・中・高生のオンラインゲーム課金トラブルの相談件数は年々増えており、中でも小学生の割合がとても多いことがわかります。

 

オンラインゲームに関する相談のうち契約当事者が小学生・中学生・高校生の相談件数

(出典:国民生活センター

 

ユカリ

小学生はまだお金の価値を理解できてない子が多いから、予期せぬ高額課金に繋がってるのかもしれないわね。

 

 

そこでこの記事では、子供のオンラインゲーム課金トラブルにおける相談事例と、予期せぬ高額課金を防ぐ対策について解説していきます。

 

沙織

ぜひ参考にしてくださいね♪

 

 

子供のオンラインゲーム課金トラブルの相談事例

子供のオンラインゲーム課金トラブルの相談事例

 

まずはじめに、国民生活センターに寄せられた、子供のオンラインゲーム課金トラブルの相談事例をご紹介します。

 

 

【事例1】
携帯電話の利用履歴を確認していたら、高額な料金が発生していることに気が付いた。小学生の子供が、家族のスマホを使って課金をしたようで、一緒に遊んでいた友達から「キャリア決済を使うとお金がかからない」と教わったようだった。キャリア決済の際にパスワードの入力は必要なく、決済完了メールは届いていなかった。

10 歳代(小学生) 男性 ※相談者:30 歳代 男性(父親)

 

吉村

小学生の友達で悪知恵を共有してくれる子、いたよな。親からしたらたまったもんじゃないかもしれないけど。

 

 

 

【事例2】
春の大型連休中に、小学生の息子2人が、家族共有で使用しているタブレットを使ってオンラインゲームに150万円以上も課金していたことが分かった。タブレットにはクレジットカード決済するため2枚の番号を登録しており、クレジットカード会社からの決済完了メールは子供たちがごみ箱フォルダに入れていたので全く気付かなかった。

10 歳代(小学生) 男性 ※相談者:40 歳代 男性(父親)

 

ユカリ

決済完了メールをゴミ箱フォルダにいれるなんて、用意周到ね。悪いことをしているという自覚はあったのかもしれないわね。とはいえ、150万円も親に許可なく課金してしまうなんて…子供だからって甘く見ちゃいけないってことかしら。

 

 

【事例3】
小学生の息子が、家庭用ゲーム機のゲームポイントを入手するため、クレジットカードで約7万円課金していたことが分かった。ゲーム機には父親のクレジットカードが登録されていた。息子は、動画サイトにゲームのポイントを入手する方法が紹介されているのを見て、その通りにやってみただけで、課金されているとは知らなかったようだ。

10 歳未満(小学生) 男性 ※相談者:40 歳代 女性(母親)

 

小暮

小学生はお金そのものの仕組みを理解してないこともあるから、知らずに課金しちゃうこともあるんだなー。

 

 

 

【事例4】
祖父が使っていた古いスマホを小学生の息子に渡してオンラインゲームをさせていた。息子が「アイテムが欲しい」というので、クレジットカード情報を登録し、一度だけ課金をしてアイテムを購入した。その後、息子が1カ月半で30万円以上もゲームで課金していたことがわかった。

10 歳代(小学生) 男性 ※相談者:40 歳代 女性(母親)

 

ヒロシ

小学生だからクレジットカード情報を登録しても勝手に課金されることはないだろう、と思ってしまったのかもな。それにしても1カ月で30万円以上とは…

 

 

 

相談事例からみる課金トラブルの問題点

相談事例からみる課金トラブルの問題点

 

ではここで、相談事例から見る子供のオンラインゲーム課金トラブルの問題点をみていきましょう。

 

 

保護者用の端末やアカウントを子供に渡している

 

子供のオンラインゲーム課金トラブルの相談事例を見てみると、保護者が使用しているスマホやタブレット、ゲーム機を子供に渡していたことがきっかけになっている事例が多く見られています。

 

ユカリ

スマホを子供に買い与えるのは早いから親のスマホを貸そう、と考える親御さんも多いんじゃないかしら。

 

ですが、保護者が使用しているスマホや、ログインしているゲーム機を子供に貸すことで、知らぬ間に課金されていたというトラブルが多発しているため、非常に危険です。

 

子供にスマホやゲーム機を貸し出す際は、必ず目を離さないようご注意ください。

 

 

ワンクリックで決済できるようになっていた

 

オンラインゲームで課金をする際は、基本的にはアカウント情報やパスワードの入力を求められることが多いです。

しかし、アプリやゲームによっては、もともと端末に登録されているクレジットカード情報があれば、ワンクリックで決済が完了してしまう場合があります。

 

そのため、キャリア決済やクレジットカード決済をする際はパスワードの入力が必要な設定になっているか確認し、なっていない場合はクレジットカードの登録情報を消すことを検討してください。

 

吉村

中には、親が入力していたパスワードを覚えて課金する子供や、親のクレジットカードを盗みだして勝手に課金する子供もいるみたいだから、とにかく注意が必要だ。

 

沙織

子供は親が思っている以上に頭を使って予期せぬ行動をしますからね。

 

 

子供が課金していることに気づかなかった

 

子供のオンラインゲーム課金トラブルの相談事例を見てみると、「課金していることに気がつかなかった」「請求が来てから初めて気づいた」という事例が多く見られていました。

 

桐生

中には、「決済完了メールをゴミ箱フォルダに移動させていた」という事例もあるから、対処法が難しいよな。

 

そのため、子供にスマホやゲーム機を貸す機会が多いご家庭の場合は、常に決済メールがきていないか確認するだけでなく、クレジットカード利用状況をこまめに確認するなど、常に注意するようにしてください。

 

 

子供自身にお金を使っているという認識がない

 

未就学児や小学生などは、お金の価値を正しく理解していないケースが多く見られます。

 

小暮

子供のころクレジットカードは「なんでも無料になる魔法のカード」だと思ってたもんなー!

 

子供がお金の価値を理解していない、できてないことは問題ではありません。

「子供がお金のことを理解していないから、課金するわけがない」などと思って油断してしまうことが問題なのです。

 

ユカリ

課金するわけないと油断して、高額課金されてしまった事例はたくさんあるから、本当に注意してほしいわ。

 

子どもが使う可能性のあるスマホやタブレット、ゲーム機がある場合、親は面倒でもクレジットカード情報を登録しない、キャリア決済できないように設定するなどの対策をとるようにしてください。

 

 

子供のオンラインゲーム課金トラブルまとめ

子供のオンラインゲーム課金トラブルまとめ

 

いかがでしたでしょうか。

子供のオンラインゲーム課金トラブルにおける相談事例を見てみると、子供や親が思っている以上にスマホやゲーム機を使いこなしていることが分かったのではないでしょうか。

 

高額課金トラブルを防ぐ対策まとめ
  • 保護者のスマホやタブレット、ゲーム機などを貸し出す際は、クレジットカードやキャリア決済が簡単にできる設定になっていないか確認する
  • クレジットカードやキャリア決済の利用状況をこまめに確認する
  • オンラインゲームで課金する場合のルールを家族で話し合う
  • 課金に気づくための対策をとる
  • 子どもに貸し出す可能性がある端末は、ペアレンタルコントロールやフィルタリング設定をする

 

これらすべての対策をとっても、100%防ぐことはできないかもしれませんが、日ごろから注意・警戒しておくことで、何かあったときにすぐに気づける環境になると考えられます。

 

沙織

スマホは便利で楽しいツールでもあるので、ルールを守って使用できるといいですね♪

 

また、未成年者が保護者の許可なく契約を結んだ場合は、未成年者取消権によってその契約を取り消すことができる場合があるようです。

そのため、子供のオンラインゲーム課金トラブルが発生した際は、国民生活センターや消費生活センターに相談してみると良いかもしれません。

 

この記事を通して、オンラインゲームの使い方、スマホの利用ルールなど、各ご家庭で見直すきっかけになれば幸いです。

     

     

    ブログランキングに参加中です!
    クリックで応援お願いします!

    ニュース全般ランキング

    ニュース全般ランキング

    ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

    Twitterでフォローしよう

    おすすめの記事