【ネット通販詐欺の被害事例】割安なサイトで購入したが、商品届かず
 

 

新型コロナウイルスの流行によって、自宅にいながら買い物ができるネット通販の需要が拡大しています。

 

それに伴い、ネット通販に関するトラブルや詐欺被害が急増しています。

 

そこでこの記事では、2022年11月に報じられたネット通販詐欺の被害事例をご紹介します。

 

ネット通販詐欺の被害事例

ネット通販詐欺の被害事例

 

北海道に住む男性がネット通販詐欺の被害に遭い、1万1220円を騙し取られる事例が発生しました。

 

男性によると、インターネットで中古のデジカメを探していたとき、相場より割安な価格で販売しているサイトを見つけ、店舗所在地が札幌市内と記載されていたこともあり、信用して購入を決意。

 

サイト内ではクレジットカードでの購入を勧めながらも、クレジットカード購入を選択できない仕様になっていましたが、それほど気にならなかったといいます。

 

翌朝、購入サイトから自宅の住所などを記入して送信すると、「振込先などをメールで送信するので、そこに代金を振り込んで欲しい」と返信が来ました。

 

翌日届いたメールには、外国人名義の振込先が送られてきて不審に思ったが、高額ではなかったことから商品代金と手数料を振り込んでしまったということです。

 

その後、待っていた商品は届かず、連絡をとっていたメールアドレス宛に問い合わせをしたが、返信がくることはなく、騙されたと気が付いたそうです。

 

銀行に相談すると、近年は警戒されにくい少額の被害が増えており、警察に被害届を提出するようアドバイスをされました。

 

その後警察に被害届を提出したということです。

 

警察署の担当者は、「詐欺の被害に遭ったと思ったらまずは警察に相談してください」と注意を呼び掛けています。

 

 

被害事例のポイントを解説

被害事例のポイントを解説

 

今回ご紹介したネット通販詐欺の被害事例では、男性がネット通販詐欺の被害に遭い、1万1220円を騙し取られるという事例でした。

 

ではここで、この事件のポイントを解説します。

 

 

①相場より割安な価格で販売しているサイト

 

ネット通販詐欺では、定価より極端に安い価格で販売されているケースがほとんどです。

 

ネット通販を利用する際は価格が一番安いサイトで購入したいと考える消費者の気持ちを悪用し、相場より遥かに安い価格に設定されています。

 

他サイトに比べて大幅に割引されている場合は、ネット通販詐欺の被害に遭う可能性があるため、注意が必要です。

 

 

②支払い方法が銀行振込のみ

 

支払い方法が銀行振込しか選択できないサイトは、ネット通販詐欺の可能性が高いと考えられます。

 

サイト上ではクレジットカードや代金引換が利用できると記載されている場合もありますが、注文時になると銀行振込しか選択できなくなるサイトはネット通販詐欺の典型的な手口です。

 

支払い方法の選択肢が限られている場合はネット通販詐欺の可能性が高いため、そのサイト利用しないほうがよいでしょう。

 

 

③振込先の口座が外国人名義

 

入金先の振り込み口座の名義が個人名の場合、ネット通販詐欺の可能性が高いと考えられます。

 

なぜならネット通販詐欺を行う業者は法人口座を開設できないため、個人名義や外国人名義の口座を振込先に指定するからです。

 

そのため、振込先の口座が運営会社名義ではない場合はネット通販詐欺だと考えられるため、くれぐれもご注意ください。

 

 

ネット通販詐欺は返金請求できる?

 

当サイトに「ネット通販詐欺の被害に遭った場合、返金請求をすることはできるのか?」というご相談を受けたことがあります。

 

結論からお伝えしますと、返金を受けられる可能性は非常に低いと考えられます。

 

ですが、2007年に制定された振り込め詐欺救済法に基づき、被害金の返金が叶う可能性があります。

 

振り込め詐欺救済法に基づく返金までの流れ

引用:金融庁HP「振り込め詐欺等の被害にあわれた方へ」

 

そのため、ネット通販詐欺の被害に遭ってしまった際は、速やかに警察へ相談するようにしてください。

 

 

返金請求がネット通販詐欺には要注意!

返金請求が難しいネット通販詐欺には要注意!

 

ネット通販詐欺は、老若男女問わず被害に遭う可能性があるため、注意が必要です。

 

ネット通販詐欺では、警戒されにくい少額の被害が増えており、今後も増加していくことが考えられます。

 

ネット通販詐欺の被害を未然に防ぐためには、事前に手口や特徴を知っておくことが大切です。

 

ネット通販詐欺の手口や特徴はこちらの記事で詳しくご紹介しています。

ネット通販詐欺の手口・返金方法

 

インターネット通販を利用する際は、

 

  • 不自然な日本語が使われていないか
  • URLはおかしくないか
  • 適正な価格で販売されているか
  • 入金先の口座名義は会社名と同じか
  • 支払い方法の選択肢は用意されているか
  • 会社情報は正しく記載されているか

 

これらを確認するだけで、ネット通販詐欺の被害に遭う可能性をグッと減らすことができます。

 

ネット通販をご利用の際は、ぜひ一度、上記の項目を確認してみてください。

 

 

当サイトとしての願いは、ネット詐欺の被害に遭う方が一人でも多く減ることです。

 

この記事を通してネット通販詐欺の手口や特徴などを把握し、被害に遭う可能性を減らせることを願っています。

 

 

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