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メールやSMSを通じてログインIDやパスワード、クレジットカード情報を盗み取る、フィッシング詐欺の被害が後を絶ちません。
2020年に報じられたニュースですが、フィッシング詐欺で盗み取った他人名義のプリペイドカードを使って、不正に買い物をしたとして、中国籍の大学生が逮捕された事例をご紹介します。
フィッシング詐欺の逮捕事例
不正入手した他人名義のプリペイドカードを使って加熱式たばこ6万2400円分をだましとったとして、中国籍で都内の大学生の男ら2人が詐欺の疑いで逮捕されました。
容疑者らが使用したプリペイドカードは、共犯者がポイントプレゼントキャンペーンと称したフィッシングメールで入手した会員情報を不正利用し、名義人になりすましてカード会社に再発行させていたといいます。
警察によると、カードを再発行させて不正入手することは全国的に新しい手口で、注意を呼び掛けています。
2020年5月、埼玉県内のコンビニから、「外国人男性が日本人名義のカードでたばこを大量に買いに来ている」と110番通報があり、男を建造物侵入容疑で逮捕。さらに都内のコンビニで、他人名義のプリペイドカードを不正利用したとして、詐欺の疑いで2回逮捕していたとのことです。
4月中旬~5月中旬に、容疑者の男らが関与したとみられる同様の事件が数十件確認され、被害額は約150万円に上るとみられており、転売目的の組織的な犯行とみて調べています。
フィッシング詐欺に騙されないために
フィッシング詐欺とは、正規のサービスを装ったSMSやメールを送り、公式サイトそっくりの偽サイトへ誘導し、ログインIDやパスワードなどを盗む詐欺手口のことです。
では、フィッシング詐欺に騙されないための注意点と、騙されてしまった時の対処法をご紹介します。
フィッシング詐欺被害を防ぐ対策
フィッシング詐欺の被害に遭わないためにできる、一番大切かつ一番簡単な方法は、SMSやメール内のリンクをクリックしないことです。
メールやSMSで届いたお知らせ内容が気になった際は、メッセージ内のリンクから確認するのではなく、公式サイトや公式アプリから調べるようにするだけで、フィッシング詐欺の被害に遭う可能性をグッと減らすことができます。
フィッシング詐欺に騙されたときの対処法
もしフィッシング詐欺に騙されてしまい、偽サイトからログインIDやパスワード、クレジットカード情報を入力してしまった場合の対処法をお伝えします。
- 速やかにログインIDやパスワードを変更する
- クレジットカード・利用している金融機関に連絡
フィッシングによる不正利用の被害を少しでも防ぐため、上記2点を速やかに行ってください。
また、あわせて警察に連絡をして、指示を仰いでください。
身近なフィッシング詐欺には要注意!
フィッシング詐欺は、ロゴやサイトを本物そっくりに作り、利用者を騙す悪質な詐欺手口です。
また、フィッシング詐欺の手口は巧妙化しているため、常に警戒することが大切です。
銀行口座やクレジットカードの使用状況などをこまめに確認し、フィッシング詐欺の被害に遭っていないか確認することも重要だと考えられます。
被害に気が付いたら、速やかに警察や国民生活センターに相談することをおすすめします。
当サイトとしての願いは、フィッシング詐欺の被害に遭う方が一人でも減ることです。
この記事を通してフィッシング詐欺の手口や見分け方などを把握し、被害に遭う可能性を減らせることを、願っております。
フィッシング詐欺の手口や返金方法は、こちらのフィッシング詐欺の返金方法を解説記事で詳しく紹介していますので、あわせてご参照ください。