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今回ご紹介するのは、「3億円の資産を譲渡したい」というメールを受け取ったことがきっかけで出会い系詐欺の被害に遭った、とある女性の相談事例です。
この記事では、相談内容の詳細と出会い系詐欺の手口、解決方法について詳しく解説します。
出会い系詐欺の詳しい手口は、こちらの記事もあわせてご参照ください♪
※この記事でご紹介している内容は、ご相談者様より承諾を得て掲載しています。当サイトにご相談いただきました内容を無断で掲載することはありませんので、どうぞご安心くださいませ。また、個人情報保護・守秘義務の観点から、個人を特定される可能性がある情報は伏せてご紹介しています。
出会い系詐欺で100万円の被害
ご相談者様にご協力をいただき、詳しい手口や被害内容を教えていただきました。
被害内容 | ある日、メールをチェックしていたところ、「3億円の資産を譲渡したい」という件名のメールが届いていた。 興味本位でリンクをクリックすると、資産家を名乗る人物から「相談相手になってくれたら、お礼に3億円を譲渡します」というメッセージが表示された。 そして、サイトを通じてその資産家の相談に乗っていたところ、「報酬を渡したいから口座情報を送ってください」と言われた。 言われた通りに口座情報を送信したところ、運営側から「お試し会員は個人情報を送れません。1,000円以上のポイントを購入して正会員になってください」と指示があった。 ポイントを購入し、正会員手続きを行ったものの、今度は「送金を安全に行うための暗証番号発行費用」として1万円を請求され、暗証番号を発行してパスワードを送信したが、「パスコードエラー」となり、今度はエラー修復費用として5万円を求められた。 手続きの最中も資産家からメッセージが届いており、「私の話を聞いてくれたあなたに資産を譲渡したい。手続きを進めてほしい。」などと言われていた。 その後も、さまざまな理由でお金を請求されたが、3億円譲渡されるなら安いものだと思い、支払いを続けてしまった。 そして、気づいた時には100万円以上騙し取られていた。 |
今回のご相談者様は、「なかなか資産の受け取りができない」と知人に相談したところ、詐欺だと指摘されたことから、詐欺返金110番までご相談くださったといいます。
これは「支援家」を名乗るサクラによる出会い系詐欺の被害だろう。
出会い系サイトの「サクラ」とは、実際のユーザーではなく、サイト運営者が雇った偽のアカウントのことを指します。
サクラは、ユーザーと積極的にやり取りをし、メッセージのやり取りやサービスの利用を促進させることで、サイトの収益を上げるために使われているようです。
主に、ユーザーに長時間メッセージを続けさせるために魅力的な会話を展開することが多く、出会いを期待している人を騙すような手法が問題視されています。
今回の事例では、以下のようなサクラの特徴が見られていたようです。
①資産家を名乗るイケメンの男性
相談者様によると、今回のサクラは「イケメンの資産家男性」だったようです。
イケメンの男性だったからこそ、「悩みを聞いてほしい」「話を聞いてくれたおかげで楽になった」「あなたは特別な人だから、早く私の資産を譲渡したい」などと言われ、舞い上がってしまったといいます。
悪質な出会い系詐欺サイトでは、ルックスの良いサクラを用意するケースが多く見られているため、注意が必要です。
②資産家や支援家を名乗る人物が登場する
今回の事例とは異なりますが、資産家や支援団体、実在する公的団体などを名乗り、「資産譲渡」や「支援金の給付」などを持ち掛けてくる事例も確認されています。
これは支援詐欺と言って、「金銭譲渡」を持ち掛け、手数料や税金などの名目でお金を騙し取る手口です。
支援詐欺の詳しい手口はこちらの記事を参考にしてくれよな!
お金を受け取る前にお金を要求された場合は詐欺だと考えられるため、騙されないようご注意ください。
③煽り役のサクラもいる
悪質な出会い系詐欺サイトでは、「早くお金を受け取らないと他の人に権利が移る」「本当にお金を受け取ることができた」などと言ってくる煽り役のサクラが登場するケースもあります。
煽り役を登場させることで、「早く手続きしなきゃ」「本当にお金を受け取れるかも」と、利用者を焦らせたり期待させたりすることが目的だと考えられます。
サクラの特徴を知っておくことで、被害を未然に防げるケースもあるからな!
次項では、相談内容をもとに出会い系詐欺の詳しい手口を一つずつ解説していきます。
迷惑メールから悪質な出会い系詐欺サイトへ誘導する
悪質な出会い系詐欺サイトは、迷惑メールをばらまいて集客しているケースが多く見られています。
今回のように「3億円の資産を譲渡します」といったインパクトのある内容でメールを開封させる手口も多いようです。
迷惑メールのバラマキは昔から使われている古典的な手口ね。
基本的に迷惑メールで集客をしている出会い系サイトは全て悪質な詐欺サイトです。
迷惑メールの誘導先がLINEであろうがサイトであろうが、悪質であることには変わりないため、登録した覚えのないサイト、見覚えのない人物から届いたメールは全て無視するようにしてください。
報酬を受け取るための手数料名目で支払いを求められる
悪質な出会い系詐欺サイトでは、サクラが「相談に乗ってくれた報酬」「話相手になってくれたお礼」と称して、高額の資産や支援金の譲渡を持ち掛けてきます。
しかし、金銭を受け取る際、サイト側から「お試し会員の方は個人情報を送ることはできません。1,000円以上のポイントを支払って、正会員になってください」などと言われ、費用が発生する事例が確認されています。
もちろん正会員になっても報酬を受け取ることはできず、次々に新たな名目で支払いを求められるため注意が必要です。
いくら支払っても報酬を受け取れることはないから、絶対に支払ってはいけないぞ!
また、このような出会い系詐欺の手口では、「後から高額な報酬が受け取れる」と信じてしまい、次々と発生する費用も気にならなくなってしまうため、被害額が大きくなりやすい点に十分ご注意ください。
支払い方法が限定されている
悪質な出会い系詐欺サイトでは、「支払い方法が限定されている」という特徴が見られる場合があります。
銀行振込だけ、Appleギフトカードだけ、プリペイド式電子マネーだけ、といった場合は危険だな。
特に、Appleギフトカードやプリペイド式電子マネーに限定されていた場合には特に注意が必要です。
なぜなら、プリペイド式電子マネーは銀行振込やクレジットカード決済に比べて支払い履歴が残りにくく、すぐに現金化できることから、特殊詐欺の支払い方法として悪用される事例があるからです。
その他にも、信用度が低くて法人口座が開設できなかったり、クレジットカード会社と契約ができなかったりなどの問題が考えられるしな。
そのため、Appleギフトカードやプリペイド式電子マネーでの支払いを求められた場合は詐欺を疑い、絶対に支払わないようご注意下さい。
万が一利用する場合は、購入レシートや英数字・ひらがなIDの控えを取っておくようにしましょう。
出会い系詐欺の返金解決方法
今回ご紹介した出会い系詐欺の返金相談事例では、ご相談を受けた内容をもとに、ご相談者様の希望に沿って最適と思われるアドバイス・サポートを無料で行わせていただきました。
このような場合、基本的に弁護士から業者に対して返金請求を行うというのが一般的ですが、ここで被害者にとって問題になるのが、「どの弁護士に返金を依頼すればよいのか?」という点です。
弁護士選びに頭を悩ませてしまう人も少なくないだろう。
では、詐欺被害の返金請求を弁護士に依頼する前のポイントを解説します。
弁護士に返金を依頼する前に
現在では、様々な弁護士が「詐欺返金」の依頼を受けるといった広告をネット上で行っていますが、その中には高額な着手金を搾取するような悪質とも言える弁護士事務所も存在しており、被害者にとって二次的な金銭的損失を被ってしまうリスクが存在しています。
「高額な着手金を支払ったのに解決しない」といったトラブルも発生しているから、不安を感じる相談者様も少なくないだろう。
また、弁護士事務所ごとに弁護士費用の料金設定も異なっており、
- その弁護士費用は良心的な価格なのか?
- 割高な弁護士費用ではないのか?
といったことにも悩んでしまう人が多いものです。
詐欺返金110番では、そういった弁護士選びに関するポイントや、被害内容や事例に応じた最適な相談先のピックアップなどについても、ご相談者様の希望に沿ったサポートができるように最善を尽くしております。
今回ご紹介した出会い系詐欺の事例に心当たりがある方、手口に一致する点はないものの、出会い系サイトを利用していて不安に感じる事がある場合には、すぐに詐欺返金110番までご相談ください。
家族にバレたくない、友人・知人に知られたくない、といった不安を抱えている方も多いと思うけど、徹底した秘密厳守でサポートをしているから、安心して相談してちょうだいね。
私たちが力強い味方になれるよう精一杯サポートするので、一人で抱え込まないでくださいね!