フィデリティを騙る投資詐欺の勧誘には要注意!手口を徹底解説
 

 

近年、フィデリティ・インターナショナルという米国に本社を構える金融企業”フィデリティ”の名を騙り、投資へ勧誘し、お金を騙し取る詐欺の被害が急増しています。

 

「フィデリティは詐欺業者?」

「フィデリティで出金できなくなったけど返金できる?」

この記事をご覧の方の中には、こんな疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

 

結論からお伝えしますと、フィデリティの名を騙る投資詐欺は複数確認されており、フィデリティ公式ホームページからも注意喚起が出されていることから、フィデリティの名を騙った詐欺業者による大規模な投資詐欺であることが判明しました。

 

当サイトでも、フィデリティの名を騙る投資サイトで詐欺被害に遭ったという相談が寄せられており、高額被害も確認されているため、フィデリティを騙る投資サイトでの取引は絶対にしないようご注意ください。

 

この記事では、フィデリティを騙る投資詐欺の手口や返金方法について、詐欺返金110番が詳しく解説していきます。

 

※この記事で記載しているフィデリティは、実在するフィデリティ・インターナショナル、フィデリティ・インベストメンツ、フィデリティ証券ではなく、フィデリティを騙る詐欺業者のことを指しています。

 

フィデリティを騙る投資詐欺

フィデリティを騙る投資詐欺

 

実在するフィデリティ・インターナショナルは、1930年に設立され、アメリカのマサチューセッツ州ボストンに本社を構える投資信託の販売・運用会社です。

日本にも、フィデリティ投信株式会社やフィデリティ証券株式会社というグループ会社も構えており、世界で25を超える拠点で事業を展開している非常に大規模な組織となっています。

 

そんなフィデリティの社名を騙り、投資へ勧誘し、お金を騙し取る詐欺の被害が報告されています。

また、すでにフィデリティを騙る詐欺サイトは現時点で2つ確認されており、サイトを調査したところ、それぞれ違う詐欺業者によって運営されていると考えられることがわかりました。

 

では、それぞれのフィデリティを騙る投資詐欺サイトについてみていきましょう。

 

 

1:フィデリティインベストメンツを騙る投資詐欺サイト

 

フィデリティインベストメンツを騙る投資詐欺サイトについての調査結果は以下の通りです。

 

FX業者名Fidelity Investments
運営会社Fidelity Investments
所在地不明
問い合わせ方法オンラインサービスのみ

 

フィデリティインベストメンツを騙る投資サイトの会社情報を調査したところ、いつどこで設立された会社なのか、どんな会社なのか、といった情報が一切記載されていませんでした。

 

また、所在地の記載もなく、問い合わせ方法もメールや電話番号が一切記載されておらず、オンラインサービスのみとなっていました。

オンラインサービスにメッセージを送ってみたところ、見当違いの返答が返ってきたことから、形だけの問い合わせフォーマットであると考えられます。

 

フィデリティインベストメンツを騙る投資サイト内から情報を得ることができなかったため、ドメイン情報を調査したところ、フィデリティインベストメンツを騙る投資サイトは2023年9月9日に中国で立ち上げられたばかりのサイトであることが判明しました。

 

近年、中国で作られたサイトによる投資詐欺被害が相次いでいることから、このサイトも同様にお金を騙し取ることを目的とした架空の詐欺サイトであると考えられます。

 

また、詐欺業者によって運営されているサイトには、短期間で閉鎖して名前を変えて再度サイトをオープンするという特徴があるため、フィデリティインベストメンツを騙る投資サイトも同様であると言えるでしょう。

 

詐欺サイトであると考えられる理由
  • 会社情報が一切不明であること
  • 2023年9月9日に立ち上げられたばかりのサイトであること
  • 投資詐欺が多い中国で作られたサイトであること

 

これらのことから、フィデリティインベストメンツを騙る投資サイトは詐欺業者によって運営された投資サイトであると考えられるため、利用しないようくれぐれもご注意ください。

 

 

2:フィデリティコインを騙る投資詐欺サイト

 

フィデリティコインを騙る投資サイトの調査結果は以下の通りです。

 

FX業者名Fidelity Investments
運営会社不明
所在地Cecilia Chapman 711-2880 Nulla St. Mankato Mississippi 96522
問い合わせ方法Info.Avitex@Gmail.Com

 

フィデリティコインを騙る投資詐欺サイトの所在地を調査したところ、記載されていた所在地は地図上に存在しないことが判明しました。

 

顧客の大切な資金を預かる場所でもある投資取引所を運営するサイトは本来、会社概要の詳細や安全管理の体制、情報の透明性などが求められます。

しかし、虚偽の住所を掲載していることや、問い合わせ方法がフリーメールアドレスのGmailのみとなっていることなどから、詐欺業者であると考えられます。

 

詐欺サイトであると考えられる理由
  • 所在地が虚偽の情報である
  • 問い合わせ方法がフリーメールアドレスのみである

 

これらのことから、フィデリティコインを騙る投資サイトは詐欺業者によって運営された投資サイトであると考えられるため、利用しないようくれぐれもご注意ください。

 

 

フィデリティを騙る投資詐欺の手口とは

フィデリティを騙る投資詐欺の手口とは

 

ではここで、フィデリティを騙る投資詐欺の勧誘手口を見ていきましょう。

 

1:SNSから勧誘する

 

投資詐欺では、InstagramやFacebookなどのSNSで知り合った人物から投資を勧められ、お金を騙し取られるという事例が多発しています。

 

また、SNS上で知り合った異性から投資に勧誘され、ロマンス詐欺のような手口で恋愛感情を利用して投資へ勧誘する手口も多くみられています。

 

「投資で儲けているから一緒にやりませんか?」

「私たちの将来のために投資でお金を稼ぎませんか?」

など、様々な口実で投資へ勧誘し、お金を騙し取ろうとします。

 

そのため、SNSで知り合った人物から投資などの儲け話を持ち掛けられた際は詐欺を疑い、家族や警察に相談するようにしてください。

 

 

 

2:SNS上の詐欺広告から集客する

 

近年、InstagramやFacebook上では、投資への勧誘を謳った詐欺広告が大量に掲載されています。

詐欺広告とは、実在する証券会社の名前やロゴ、実業家や経済学者、著名人などの名や画像を無断で使用した、詐欺グループによって配信されている投資関連の広告のことです。

 

「実在する会社名を騙る」「著名人の画像を無断使用する」といった手口から、投資関連のYouTube動画などを無断盗用して広告を配信するなどといった手口が横行しており、詐欺広告から投資詐欺の被害に巻き込まれるという事例が相次いでいます。

 

投資に関する詐欺広告の共通点は、詐欺広告をクリックするとLINEアカウントの追加へと誘導されるという点です。

 

SNSやインターネット上に掲載されている投資関連の広告をクリックしたのち、LINEアカウントの追加へ誘導された場合は詐欺だと考えられるため、くれぐれもご注意ください。

 

詐欺広告については、こちらの記事で詳しく解説していますので、あわせてご参照ください。

 

 

3:LINEの追加へ誘導される

 

詐欺広告へアクセスすると、LINEアカウントの友だち追加へと誘導されます。

その後フィデリティの投資情報を交換する名目のLINEグループチャットへ招待されます。

 

LINEグループチャット内では、”投資の先生”と呼ばれる人物や、そのアシスタントを名乗る人物、サクラ会員ら多数用意されており、仮想通貨で得た利益や、購入するべき仮想通貨の情報などが発信されており、フィデリティで投資をすれば儲かると思わせるような誘導を行っています。

詐欺広告からアクセスする他にも、見知らぬ人物から突然、投資に関する勉強会を騙るLINEグループやオープンチャットに招待され、そこからフィデリティでの投資詐欺へ勧誘される事例も発生しています。

 

フィデリティのLINEグループをはじめ、投資に関するLINEグループやオープンチャットはすべて詐欺であると考えられるため、情報を鵜呑みにしてお金を騙し取られないよう、くれぐれもご注意ください。

 

 

 

フィデリティ証券が公式サイトで注意喚起をしている

フィデリティ証券が公式サイトで注意喚起をしている

 

フィデリティを名を騙り、SNSやインターネット上から悪質で詐欺的な勧誘行為があるとして、フィデリティ証券の公式ホームページで注意喚起を促しています。

 

「フィデリティ」の名を勝手に名乗り、電話、訪問、ダイレクトメール、SNSなどにより、悪質で詐欺的な勧誘行為があるとのお問い合わせが弊社に寄せられております。

弊社では、外国通貨、オプション取引、個別の株式、債券などの売買などに関する投資勧誘は一切行っておりません。少しでも不審に思われる勧誘にはすぐには応じず、フィデリティ証券 カスタマーサービスにお問い合わせください。

フィデリティ証券株式会社 カスタマー・サービス
0120-140-460(平日8:30~17:00)

フィデリティを名乗る勧誘に関するご注意

 

フィデリティのロゴや社名を無断で使用したサイトも複数確認されているため、ご利用の際はくれぐれもご注意ください。

また、怪しいと感じられた場合は利用をせず、警察へ相談したりフィデリティ証券会社のカスタマー・サービスに問い合わせるなどしてください。

 

 

フィデリティ投資詐欺の返金方法は?

フィデリティ投資詐欺の返金方法は?

 

当サイトに、「フィデリティ投資詐欺の返金はできるのでしょうか?」というご相談が多数寄せられています。

 

結論からお伝えしますと、フィデリティ投資詐欺の返金は非常に困難であると考えられます。

なぜならフィデリティ投資詐欺は、口座振り込みやカード決済によりお金を騙し取られる詐欺被害とは異なり、海外送金や仮想通貨を使って入金することが多く、お金の流れを追うことが非常に困難だからです。

 

また、フィデリティ投資詐欺について解説しているブログやサイトの中には、弁護士に相談すれば返金の可能性があると謳っているところもあります。

ですが、これらの業者の中には、「返金が難しい事案であるにもかかわらず、返金の可能性を謳い、着手金を騙し取る」悪質な業者も確認されています。

 

着手金とは、事件を依頼した段階で発生する費用であり、依頼者の希望が叶う・叶わないにかかわらず原則返金されません。

また、着手金の相場は、被害総額の5%程度で算出されるケースが多いです。

 

被害総額の5%だった場合
被害総額500万円     ⇒ 25万円の着手金
被害総額1000万円   ⇒ 50万円の着手金
被害総額3000万円   ⇒ 150万円の着手金
被害総額1億円         ⇒ 500万円の着手金

 

そのため、被害額が大きければ大きいほど、着手金も高額になります。

ただでさえ詐欺被害による経済的損失を被っている依頼者にとって、高額な着手金が金銭的な二次被害となってしまいます。

 

弁護士や探偵事務所に返金相談をする際、着手金が発生する場合にはくれぐれもご注意ください。

 

 

フィデリティを騙る投資詐欺には要注意!

フィデリティを騙る投資詐欺には要注意!

 

この記事では、フィデリティを騙る投資詐欺の手口や返金方法について解説しました。

 

  • フィデリティを騙る複数の投資詐欺サイトが確認されている
  • フィデリティ公式ホームページで注意喚起がなされている

以上のことから、フィデリティを騙る投資サイトにはくれぐれもご注意ください。

 

投資詐欺の勧誘手口は日に日に巧妙かいしており、様々な手口が見受けられていますが、現時点での詐欺の見分け方は以下の通りです。

投資詐欺の見分け方
  • SNSで知り合った人物から投資へ勧誘される
  • SNS上の投資広告からLINEの追加へ誘導される
  • 投資に関するLINEグループに招待される

投資詐欺を防ぐためには、手口や事例を知っておくことがとても大切です。

 

当サイトの願いは、FX詐欺の被害に遭う方が一人でも多く減ることです。

 

 

 

この記事を通して、少しでも多くの方が詐欺被害を未然に防げることを願っております。

 

投資詐欺の詳しい手口はこちらの記事でご紹介していますので、あわせてご参照ください。

 

 

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