【占い詐欺】警察が詐欺事件として捜査「2年で840万だまし取られる」

悪質な占い詐欺サイトに対して、警察が詐欺事件として捜査を行った事例もあります。

2014年9月に新聞の記事として取り上げられた事例ですが、50代の女性に対して、占いのためのポイントを繰り返し購入させ、合計で840万円を騙し取ったという事件です。

占い詐欺の被害事例

兵庫県警垂水署は2014年9月、神戸市に住むパート女性(50代)が、貸付金の手続き費用名目などで計約840万円をだまし取られる被害があり、同署は詐欺事件として捜査をしていたとのこと。

同署によると、女性は2012年8月ごろ、インターネット上の占いサイトに登録。初めのころは、占い師と無料でメールのやり取りをしていたが、途中から、相談を続けるためのポイント購入を占い師から指示された。女性は「お金がない」と占い師に伝えると、「金を貸すので、手続き費用を払ってほしい」と、サイト運営者から求められた。

女性は、借金などをしながら約2年間にわたり、計約840万円をだまし取られたという。

悪質な占い詐欺サイトの手口とは

今回ご紹介した占い詐欺被害の事例は、利用者に占いを続けさせるため、サイト側が利用者にお金を貸しつけ、貸し出し手続き費用の名目でさらにお金を請求するという、極めて悪質な詐欺手口でした。

40～50代の中年女性は、仕事や家族関係に悩む方が多い年代です。金運や仕事運、人生運などを占ってもらうために、気軽な気持ちで占いサイトに登録してしまう傾向にあります。

占い詐欺の典型的な手口として、鑑定無料期間を設けて、無料期間内に「絶対に見過ごすことができない金運の象徴をあなたから感じました」「宝くじ高額当選間近です！」などと、特別感を抱かせるようなメールを送り、ターゲットを洗脳して、高額課金へ誘導するというものがあります。

そして、悪質な占いサイトのほとんどが、占い師・鑑定師とメッセージ交換をするために有料ポイントを買わせる形式になっています。今回ご紹介した占い詐欺被害の事例も、ポイント課金制サイトでの被害でした。

占い詐欺でよくみられる常套句は、「鑑定が完全に終了しないと、利用者の望みを叶えることができない」というもの。

もちろん、たった1回のメールのやり取りだけで、鑑定は終わりません。鑑定師から指示されるがままに、意味不明な文言や数字を繰り返し送信させられることもあります。

気が付いたら莫大な金額を費やしていて、これ以上ポイントを購入することができない…という状況などになっても、「特別な金運は、すぐそこまで来ています」などと引き止めます。

利用者は「ここで諦めたら、今まで費やしたお金が無駄になる」と思ってしまい、消費者金融などで借金してまで、課金をしてしまうこともあります。

途中で騙されたことに気が付いても「鑑定師のいう通り、最後まで鑑定を続けていたら何かが変わっていたかもしれない」と、未練が断ち切れない人もいるほど。

自分自身で詐欺だと気が付くことも大切ですが、「その占いサイトは詐欺だよ」と言ってくれる第三者の支えが必要な場合もあります。

占い詐欺の被害に遭わない・被害者を増やさないためにも、占い詐欺でよくある手口を事前に知っておくことが重要です。

こちらの占い詐欺の返金方法を解説記事で、占い詐欺でよくある手口についても詳しく解説していますので、あわせてご参照ください。

今回ご紹介した占い詐欺の被害事例は、典型的な占いサイト詐欺の手口で、当サイトにも類似の被害内容の相談が多数届いています。

それでは、占いサイトによる詐欺被害に遭ってしまった場合の返金請求について、ご説明していきます。

占い詐欺被害は相談を！

占い詐欺被害に遭ってしまった場合は返金請求を行えるケースがあります。まずは一度、詐欺返金110番までご相談ください。

占い詐欺をはじめ詐欺被害に遭ってしまった方は、騙されてしまった自分を強く責めてしまうかもしれません。

ですが、悪いのは騙されてしまったあなたではありません。悪質な詐欺行為を働く業者が悪いのです。

1人で解決しようとしたり、返金を諦めたりする必要はありません。

詐欺返金110番では、占い詐欺に関する様々な被害相談を受け付けています。

被害回復に向けた各種サポートを無料で行っていますので、お気軽にご相談くださいませ。

占い・霊感商法詐欺被害での返金方法については、占い詐欺の返金方法を解説のページで詳しくご紹介していますので、ご参考になれば幸いです。