プーアル茶などの中国茶の競売を謳った詐欺に要注意!手口を徹底解説
 

目次

 

日本ではあまり知られていませんが、東南アジアでは、プーアル茶をはじめとるす中国茶や台湾茶などが投資の対象として購入されることがあります。

2006年に訪れたプーアル茶バブルを機に、プーアル茶の価格は二極化しており、高級なものだと10㎏1億円で取引されるような茶葉まであるというのです。

 

さらに、樹齢が長い樹からとれる茶葉は古樹茶と呼ばれ、金やプラチナなどの貴金属と同じように価値のあるものとして取引されているといいます。

 

そんな中国茶の取引を謳い、「競売にかければ儲かる」などと勧誘し、お金を騙し取る中国茶競売詐欺が急増していることをご存じでしょうか?

 

当サイトにも、「中国茶の競売に勧誘され、お金を騙し取られた」という被害者の方から相談が寄せられており、高額被害も確認されていることから、非常に注意が必要な詐欺です。

 

そこでこの記事では、近年急激に増えている中国茶葉の競売詐欺の手口や返金方法について、解説します。

 

中国茶葉の競売詐欺の勧誘手口

中国茶葉の競売詐欺の勧誘手口

 

ではいったい、中国茶葉の競売詐欺はどのようなきっかけで被害に遭うのでしょうか。

そこで、中国茶葉の競売詐欺の勧誘手口を解説します。

 

 

SNSで知り合った人物から勧誘される

 

中国茶葉の競売詐欺では、InstagramやTwitter(現X)、FacebookなどのSNSで知り合った人物から勧誘される手口が確認されています。

 

「親戚に投資に詳しい人物がいるから一緒にやってみない?」

「中国茶を競売にかけると儲かるよ」

など、”中国茶を購入すると儲かる”などという言葉で勧誘します。

 

また、中国人や台湾人、日本とのハーフなどと自称し、ロマンス詐欺のような手口も報告されており、「私たちの将来のために一緒に投資しましょう」などと勧誘されるケースもあるようです。

 

SNSで知り合った人物から、中国茶葉の競売をはじめ投資や儲け話を持ち掛けられた場合は詐欺だと考えられるため、騙されないようくれぐれもご注意ください。

 

ロマンス詐欺の詳しい手口はこちらの記事でご紹介していますので、あわせてご参照ください。

ロマンス詐欺の手口

 

 

SNS広告から勧誘される

 

近年、InstagramやFacebook、TwitterやTikTokといった有名なSNS広告の中に、詐欺被害に巻き込まれる詐欺広告が大量に配信されていることが問題になっています。

SNS上に掲載されている広告は、「広告の審査」はされているものの、審査を通り抜けて配信されているものも数多くあり、SNS広告にアクセスしたことがきっかけで詐欺被害に遭う事例が急増しています。

 

中国茶葉の競売では、TikTokショッピングを騙る詐欺広告にアクセスしたことがきっかけで、中国茶葉を購入してしまい、3000万円ほど騙し取られてしまったとう被害相談も寄せられています。

 

そのため、SNS上に掲載されている広告にはくれぐれもご注意ください。

 

 

LINEグループに追加される

 

近年、見知らぬ人物からいきなりLINEグループやオープンチャットに追加されたことがきっかけで、お金を騙し取られる詐欺被害に遭う事例が急増しています。

 

中国茶葉の競売詐欺では、「銘茶交流会」という名のLINEに突然追加され、そこで知り合った【大井真希】という人物に、プーアル茶の購入をすすめられ、多額のお茶を購入してしまったという被害報告もあがっています。

 

確認されているLINEの人物

大井 真希
大井 ヒデオ
大井 マサキ
ハラダ フジオ
ジョムンキ
三井美樹

 

LINEグループのメンバーはほとんどがサクラ会員で構成されています。

そして、LINEグループのトーク内では、中国茶で得た利益や購入するべき茶葉の情報などが発信されており、中国茶葉を購入すれば儲かると思わせるような誘導を行っています。

 

中国茶葉の競売詐欺をはじめ、投資詐欺でも同じような手口でお金を騙し取る事例が相次いで発生しています。

LINEを通して投資や儲け話を持ち掛けられた場合は詐欺であるため、情報を鵜呑みにして騙されないようくれぐれもご注意ください。

 

 

中国茶葉の競売詐欺の手口

中国茶葉の競売詐欺の手口

 

ではここで、中国茶葉の競売詐欺の手口を解説します。

 

 

中国茶を購入させる

 

中国茶葉の競売詐欺では、「中国茶を競売にかけたら1500万円ほど儲かる」などと謳い、中国茶を1つ20~25万円と高額で売りつける手口が報告されています。

 

そのうえ、「最低〇個以上購入しないと競売にかけることはできない」などと制限をかけ、多額のお茶を購入させます。

 

また、お金を振り込む際は、外国人名義や個人名義などの口座に振り込むよう指示をされるということです。

真っ当な運営をしている業者であれば振込先の名義は会社名になっていますが、詐欺業者は法人口座を開設することができないため、犯罪利用のために買い取られた口座を使用するケースが非常に多いです。

 

そのため、中国茶葉の競売をはじめとする投資や儲け話の際、外国人名義や個人名義の口座へお金を振り込むよう指定された場合は詐欺だと考えられるため、振り込まないようくれぐれもご注意ください。

 

 

偽のオークションサイトに出品させる

 

多額の中国茶を購入させた後は、偽のオークションサイトに出品させます。

 

出品すると、すぐにその中国茶は高額な値段で落札されます。

しかしこれは詐欺師が運営している偽のオークションサイトなので、実際に高額な値段で落札されたわけではなく、落札したように見せかけているだけなのです。

 

そして、本当に高値で売れると信じてしまった被害者に、さらに中国茶を買うよう誘導する詐欺師もいたということです。

 

 

手数料やサービス料などを請求される

 

偽のオークションサイトで得た利益を出金しようとすると、手数料やサービス料、税金などの名目でお金を要求されます。

 

オークションサイト自体が架空のサイトであるため、もちろん本当に利益が出ているわけではありません。

そのため、手数料や税金などを支払っても利益を得ることはできず、さらに別の名目でお金を要求されるという巧妙な手口が確認されています。

 

「利益の出金できない」という被害は、中国茶葉の競売詐欺以外でも、近年の投資詐欺で非常によく見られており、幅広いジャンルで注意が必要です。

 

被害額を増やさないためにも、手数料や税金、保証金などの名目で支払いを要求された場合は詐欺なので、追加入金しないようくれぐれもご注意ください。

 

 

中国茶葉の競売詐欺の返金方法は?

中国茶葉の競売詐欺の手口

 

当サイトに、「中国茶葉の競売詐欺は返金できるのでしょうか?」というご相談が寄せられました。

 

結論からお伝えしますと、中国茶葉の競売詐欺の返金は非常に困難なケースが多いと考えられます。

ですが、返金の可能性は0ではありません。

 

そこで、中国茶葉の競売詐欺で考えられる返金方法をご紹介します。

 

 

振り込め詐欺救済法に基づく返金方法

 

中国茶葉の競売詐欺では、詐欺師から銀行口座振り込みによってお金を騙し取られるケースが多く確認されていました。

 

銀行口座振り込みによりお金を騙し取られてしまった場合には、2007年に制定された振り込め詐欺救済法により、被害金の返金が叶う可能性があります。

 

振り込め詐欺救済法に基づく返金までの流れ

引用:金融庁HP「振り込め詐欺等の被害にあわれた方へ」

 

振り込め詐欺救済法とは、銀行振込によってお金を騙し取られた場合に警察や振込先の金融機関に連絡を行えば、振り込んだ口座を凍結し、その口座の残高や被害額に応じて、被害額の全部または一部の返金を受けられるものです。

銀行振込による詐欺被害に遭った場合は、いち早く口座を凍結することで返金を受けられる可能性が高まります。

 

そのため、中国茶葉の競売詐欺被害に遭ったと気が付いたら、すぐに警察へ相談するようにしてください。

 

 

中国茶葉の競売詐欺には要注意!

中国茶葉の競売詐欺には要注意!

 

いかがでしたでしょうか。

この記事では、中国茶葉の競売詐欺の手口や返金方法について解説しました。

 

中国茶葉の競売詐欺は、”中国茶を競売にかけると儲かる”といった儲け話を持ち掛けられ、多額の中国茶を購入させられたあげく、オークションサイトの手数料やサービス料、税金などの名目でさらにお金を騙し取られるという非常に悪質な詐欺の手口です。

 

近年、SNSやLINEを通じて儲け話や投資話など、様々な手口でお金を騙し取る詐欺が急増しています。

そのため、SNSで知り合った人物やSNS広告、LINEグループで知り合った人物から、儲け話や投資話を持ち掛けられ場合は詐欺だと考え、騙されないようくれぐれもご注意ください。

 

急増している投資詐欺の手口は、下記の記事もあわせてご参照ください。

 

 

 

 

 

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