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国を挙げて副業を促進する動きがある中、若い世代でも副業への関心が高まっています。
コロナ禍で将来への不安が高まり、副業を始めようとする20代をターゲットにした副業詐欺が横行していることをご存じですか?
そこで今回は、20代がターゲットとなった、副業詐欺の被害事例をご紹介します。
副業詐欺の被害事例
国民生活センターは、20代が巻き込まれる副業詐欺の被害トラブルで、遠隔操作アプリを悪用して借金させる詐欺被害の事例が増えているとして、注意喚起した。
2022年12月、20代の女性が動画投稿サイトの広告から副業サイトにアクセスし、無料通話アプリで友達登録したところ、2000円の情報商材を購入するよう言われて購入したという。
すると後日、事業者から電話があり、「アフィリエイトや動画配信サービスの仲介ビジネスで、手っ取り早く儲かる方法を教える」と、約200万円のサポートプランに勧誘された。
これに対し、「お金がない」と断ると、「貸金業者で借金する方法を教えるのでスマートフォンに遠隔操作アプリを入れるように」と指示された。
言われるがままスマートフォンを操作し、2社の貸金業者から50万円ずつ計100万円を借金し、指定の口座に振り込んでしまったという。
この他にも、遠隔操作アプリで画面を共有しながらFXの自動売買ツールの勧誘を受け、そのまま借金の申請を誘導された事例や、副業サポートプランを勧誘され、遠隔操作アプリを用いて複数の貸金業者に借金するよう指示されたといった事例も確認されている。
国民生活センターは、「『簡単に稼げる』などを強調する広告を鵜呑みにしないこと、また借金してまで契約をしないこと」と注意喚起している。
また、遠隔操作アプリは、自分が望まない操作をされる恐れや、貸金業者へ登録した際のID・パスワードを悪用される恐れがあるとして、安易にインストールしないことを呼び掛けている。
副業詐欺被害の事例を解説
今回ご紹介した副業詐欺の被害事例を、詐欺被害110番が解説します。
①「手っ取り早く儲かる」と勧誘する
「必ず稼げる」「誰でも簡単に」「手っ取り早く」など、過剰な文言で勧誘することは、詐欺の常套手段です。
これらは、「短時間で高収入を得たい」と考える心理を悪用した、非常に悪質な詐欺手口です。
こういった過剰な文言には注意し、詐欺の被害に巻き込まれないよう注意してください。
②高額なサポートプランを購入させられる
レクチャー料やコンサルティング料、仲介手数料など様々な名目で、高額な情報商材を購入させることも、副業詐欺で良くみられる手口です。
副業を始める前にお金を請求される場合は、詐欺である可能性が非常に高いと考えられます。
副業を始めるにあたり負債を抱えてしまうことは本末転倒です。こういった手口には、十分ご注意ください。
③遠隔操作アプリをインストールさせる
遠隔操作アプリは、もともとパソコンのユーザーサポートなどで活用されていましたが、最近では悪質な詐欺行為でも使用されるようになりました。
同じ画面を見ながら次々と指示を受けると、冷静に考える時間が持てないため、断ることができない状況になってしまうことが考えられます。
望まない操作をされるだけでなく、画面共有中に個人情報やログインIDを抜き取られ、悪用される可能性もあります。
遠隔操作アプリなど、安易にインストールしないようご注意ください。
副業詐欺の詐欺被害は相談を!
副業詐欺の被害に遭ってしまった場合は、返金請求を行える可能性があります。
まずは一度、詐欺被害110番までご相談ください。
副業詐欺は、将来への金銭的な不安や、短時間で手軽に収入を得たいという気持ちを悪用し、様々な手口でお金を騙し取る、非常に悪質な詐欺です。
被害に遭った方の中には、「被害に遭ったことを家族や友人に知られたくない」「騙された自分が悪い」という思いから、誰にも相談することなく泣き寝入りを余儀なくされる方もいらっしゃいます。
ですが、決してあなたは悪くありません。悪質な詐欺行為を働く業者が悪いのです。
私たちはそんな被害者の味方として、ご相談者様のプライバシーを守りながら被害回復に向けた各種サポートを全力で行います。
副業詐欺の詳しい手口や、返金方法については、こちらの記事で詳しくご紹介していますので、ご参考になれば幸いです。
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