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ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本戦のチケットを不正に転売したとして、東京都の会社員の男(45)をチケット不正転売禁止法の疑いで逮捕した。
警察によると、2023年1月中旬、3月に東京ドームで開催のWBC準々決勝ラウンドの外野席のチケット1枚(3500円)を7万5000円で不正転売したとしている。
署によると、この事件はサイバーパトロールで発覚。男は過去一年間で約160万円のチケット売り上げがあったといい、余罪があるとみて調べているとのこと。
また、WBCチケットの不正転売の摘発は全国初だった。
転売詐欺は犯罪です
近年、人気のコンサートや舞台、スポーツイベントなどのチケットが高額転売されるだけでなく、転売を目的としたいわゆる「転売ヤー」がチケットを買い占めることで、チケットを本当に求めている人が入手しづらい状況が続いたとして、大きな社会問題になっていました。
ですが、2019年6月14日からチケット不正転売禁止法が施行されたことで、これらのチケット高額転売等が犯罪として罪に問えるようになったのです。
今回ご紹介した転売詐欺事案では、警察によるサイバーパトロールで発覚したとのことで、不正転売撲滅に向けた警察の本気度が伺えました。
手に入れたチケットを不正に高額転売することは犯罪です。
公式サイトから手に入れることができなかったとしても、高額で転売されているチケットを購入することは絶対にしないようにしましょう。
転売チケットの返金はできる?
チケットを転売サイトで購入したが、イベント当日の会場で転売チケットであることを指摘され入場できなかったので返金を求めたい、という事例がありました。
チケットの中には、規約で第三者への譲渡、転売を禁止している場合があります。返金を求める場合には転売サイトの規約を確認しましょう。
転売詐欺の返金については、チケット・転売詐欺の返金方法を解説のページで詳しく解説していますので、ご参考になれば幸いです。